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灯火消え、降る爆弾 子供に負傷・犠牲も ファルージャ総攻撃
米軍などによる総攻撃が夜通し続いたイラク中部のファルージャ。9日、激しい空爆や砲撃にさらされている市内の様子が明らかになってきた。
「何百発もの爆弾や砲弾がずっと爆発し続けている」。ファルージャ中心部に住むファドリル・アルバドラニさんはAP通信の取材に答えた。「市の北部は炎に包まれている。火と煙が見える。街は地獄のようになってしまった」。何百もの住宅が破壊されたという。
ロイター通信によると、住民は「米軍の空爆が診療所を破壊した」と訴えた。8日夜に米軍が総合病院を制圧した後、患者の受け入れ先となっていた施設だった。市内中心部にある平屋建ての診療所では、数人の職員と患者が亡くなった。
総合病院の医師で、米軍の制圧時に逃れたサミ・アルジュマイリさんは、ロイターに対し、負傷者を救援に行った民家で「13歳の子供が、私の手の中で息を引き取ったばかりだ」と語った。さらに「市内ではいくつかの診療所が開いているだけで、医療品が足りない」と訴えた。8日の戦闘では、少なくとも15人が死亡したという。
AFP通信によると、市内で機能している診療所は2カ所。そのうちの一つで働く医師ハシェム・イサウィさんは「救急車は没収され、機材も足りない」。
診療所の医師モハメド・アメルさんはAPに、負傷者には5歳の少女や10歳の少年が含まれていたと話した。
APの従軍記者らによると、米軍は市内の電気を止めており、夜には街は暗闇に包まれた。水道も止まり、多くの店も閉まっているため、食糧も不足している。時折、覆面をした武装勢力の一団が通りを駆け抜け、狭い通りから米軍に向けて発砲しているという。
(11/10 10:41)
http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200411100146.html