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ザルカウィ幹部、米攻撃前に逃亡か 米司令官が会見
イラクからビデオ会見したイラク多国籍軍のメッツ作戦司令官(米陸軍中将)は9日、ファルージャに潜伏するとみられていた武装集団「イラク・アルカイダ機構」のザルカウィ幹部について「すでに脱出したとみられる」と述べ、拘束に失敗したとの見方を示した。
メッツ司令官によると、ファルージャ市域を完全に封鎖したのは大規模作戦開始の前日からで、ザルカウィ幹部はそれ以前に逃亡した可能性があるという。このため、拘束作戦をイラク全土に広げて行うという。
ヨルダン人のザルカウィ幹部が率いる組織は、香田証生さんら外国人人質の殺害や爆弾テロなど多くの事件を実行したとみられている。同幹部らがファルージャを拠点にしているとみて、米軍は6月から空爆を繰り返していた。イラク暫定政府もテロリスト一掃を総攻撃の目標に掲げている。
一方、武装勢力の制圧について同司令官は「予定より早く作戦目的を達成しているが、完了にはほど遠い」と述べ、激しい市街戦が数日間は続くとの見通しを示した。武装勢力側の通信を妨害する電子戦を展開しているという。
市内にはモスク(イスラム礼拝所)が77カ所あり、その数カ所をイラク軍が捜索したところ、大量の武器や弾薬を発見したという。
市民の被害について同司令官は、半数以上が総攻撃前に退避したことや外出禁止令が守られていることを挙げ、「民間人の犠牲は非常に少ない」と述べた。武装勢力側の死者数については「予想したよりもかなり多い」と述べたが、具体的な数字は示さなかった。拘束者も出ているという。 (11/10 11:10)
http://www.asahi.com/international/update/1110/006.html