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日本語版「ニューズウィーク」最新号の米大統領選のインサイドルポ。例によって、ニュージャーナリズム的手法による「見てきたような内幕話」のオンパレード。
ボブ・ウッドワードもそうだが、こういう「見てきたようなウソ」には気をつけないと。単に大統領候補神話を作っているだけだ。皇室のない米国で、大統領候補が、ダイアナ妃に代わっただけの話。
とかも、トリビアの連続。ケリーのかみさんの一挙手一投足までが、支持率に大きく影響したそうな。そんなことが、大統領の資質と一体、何の関係があるのかね。ハリウッドスターのデテイルなら、彼らは「演技で飯を食っている」のだから、俳優の資質とつながりはなくはない。しかし、ケチャップ王の娘でアフリカ生まれの「ケリーのかみさん」のトリビアが、大統領のエレクションと何の関係があるのかね。ニューズウィークの記事は、「大統領候補のストーカーの告白手記」に過ぎない。
しかも、こんな、下らぬ視点で選ばれた奴が、米国内だけを取り仕切るのなら「知ったことではない。キリスト教福音神権政治国家でもなんでも勝手に作ってくれ」で済むが、世界全体を好き勝手に仕切ろう、というのだから、呆れてしまう。そもそも、「ディベートのうまさ」ですら、「大統領の資質」とはほとんど関係ない。陪審員制度を採り、法廷でのディベートを中継するチャンネルもある米国民の「ディベート好き」を反映しているだけだ。
大統領選の結果は、「米国の衰退」を示しているだけだ。世界有数の阿保があと4年も「オレが買ってに世界を仕切る」というのだからな。まあ、どうみても、この男は、今回は任期を無事に満了はできそうにないが。