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(回答先: ファルージャ攻撃:米軍、市中心部に迫る [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 09 日 14:01:08)
【カイロ=岡本道郎】米軍とイラク軍が8日開始したファルージャへの総攻撃は、4月に米軍が政治的リスクの大きさを考慮していったんは断念したものの、その後、数か月間にわたる断続的な空爆を経て、満を持して仕掛けたもので、バグダッド陥落後の戦闘では最大規模の市街戦となる見通しだ。
CNNテレビによると、市内に立てこもる武装勢力は、モスク(イスラム教礼拝所)から「神は偉大なり」の叫びがこだまする中、仕掛け爆弾や小火器などで激しく抵抗している模様だ。
米・イラク軍は今回の総攻撃で、明確に武装勢力の完全壊滅を狙っている。従って、空爆のみに頼らず、地上部隊の突入により、市内の武装勢力拠点を通りごとにしらみつぶしにしていく徹底的なローラー作戦を展開するものとみられる。
また、国民の反発を呼ぶ民間人の被害を最小限にとどめるために、市民の市内からの脱出を時間をかけて呼びかけたほか、これまで米軍の空爆による民間人被害の実態を報道機関に伝える役割を果たしていたファルージャ総合病院を7日夜、作戦開始直後の段階で支配下に置くなど徹底した情報統制も敷いた。
これに対し、1000―6000人と推定される武装勢力側は、市内に多数林立するモスクを地下通路で結び塹壕(ざんごう)化しているといい、地の利を生かした神出鬼没のゲリラ戦で、米・イラク軍部隊を長期消耗戦に引きずり込もうという作戦とみられる。同時に、爆弾を積んだ自動車による自爆攻撃で、米・イラク軍に対し最大限の人的犠牲を強いるもくろみだ。
市内の武装勢力には、外国から来たイスラム過激派も多数含まれる。彼らは、異教徒の米軍に対する「聖戦」に殉じることに目的を見いだしており、昨年3月のイラク戦争で旧フセイン政権軍があっけなく崩壊したのとは対照的に、文字通り、死をいとわぬ特攻戦術に出てくる可能性が高い。このため、米・イラク軍側にも相当の犠牲が出ることが予想される。
(2004/11/9/13:59 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041109i105.htm