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(回答先: ファルージャを見捨てるな〈TUP速報403号04年11月8日〉 投稿者 NAVI 日時 2004 年 11 月 09 日 02:36:12)
>なのに世界は
>米軍がどんなふうに市民を殺すのかを
>軍用機がどんなふうに使われるのかを
>ただ見ているだけ
>ファルージャに
>今度はどんな兵器が使われるのかを
イラク 非常事態宣言 ファルージャ 米軍 総攻撃準備 反米の牙城 制圧狙う 議会選円滑実施向け ファルージャ内に300人の自爆攻撃志願 車118台に爆薬積む (読売 11月8日 朝刊)
[概要]イラク暫定政府は北部クルド地区を除く全土に、60日間の「非常事態宣言」を発令した。現在ファルージャには、旧フセイン政権の残党や外国から来たイスラム過激派が五千人前後が立てこもっている。これに対し米軍とイラク軍の2万人がファルージャを包囲している。住民30万人のうち7,8割はすでに避難した。米軍はアルカイダ組織のイラク・リーダーのザルカウィ氏容疑者が、ファルージャに潜伏していると見ている。まもなく米軍のファルージャ掃討作戦が開始される模様。しかしファルージャはイラクの有力部族が多く、スンニ派宗教勢力が強い土地柄で、破壊と流血を伴う軍事作戦は国民各層の反発を呼ぶことは必至である。アミテージ国務副長官は6日バグダッドに入り、イラク暫定政府とファルージャ攻略の協議を行っている。
7日付の英紙「サンデー・タイムス」は、ファルージャ市内の現地ルポを載せ、市内には約300人の外国人が自爆攻撃に志願したという。また118台の車に爆薬を積み終え、各所に狙撃兵が配備され、対空ミサイルも配備されたと報じている。記者はレバノン出身の女性記者で、市内には路上に黒いケーブルが走っており、爆発物が仕掛けらたと推測している。
[コメント]アミテージ国務副長官が6日にバグダッドに入ったなら、今日明日にも米軍のファルージャ攻撃が始まることになる。すでに市内の武器庫や弾薬庫などといった、人の出入りが多い建物を疑って米軍は爆撃した。これは上空の無人偵察機が送る赤外線情報で、地上で人の動きや出入りを見張っているからだ。もしその場所が避難所や病院であっても、人の出入りが多いということで、米軍が精密爆撃する目標になる。要するに、人の出入りが多いことが”軍事上の要衝”と判断するからだ。ファルージャ周辺では24時間「ブー」という低音が響き渡っているはずだ。これは無人偵察機が飛行する音である。低空、中空、高空と、幾重にも重なって、かなりの数の無人偵察機がファルージャ上空で常時地上の動きを探っている。
これは米軍の戦闘実験(兵器システムの実験)なのである。市街戦でいかに米軍のハイテク兵器(RMA)が効果を上げるか実験される。米軍が新開発したRMA兵器システムを、ファルージャの市街地とそこに立てこもる五千人の武装勢力に試すのである。
米軍は素早い機動力でファルージャを包囲した。これがファルージャ作戦の第一段階(包囲)である。さらに市街地を包囲した上で、住民の退去勧告を行い、多くの住民が厳重な監視(身元調査)の元に避難させた。これが作戦の第二段階(分離)。さらに上空から無人偵察機で市街地の赤外線探知を行い、人の出入りが多い建物を爆撃した。これが作戦の第三段階(拠点の攻撃)である。そして全土に60日間の非常事態宣言を行ったのが、作戦の第四段階(逃亡や救援の阻止)である。これで米軍が市街地に突入する準備は完了した。
ファルージャに突入した米軍にとって、地上で動くものはすべて攻撃し破壊する。上空や地上から赤外線探査で体温やエンジン温(排気温)を感じれば、すぐに砲弾や爆弾が撃ち込まれる。情報はすべてネットワークで構成されている。夜間戦闘能力を持った米軍は昼間は動かない。夜間暗視装置を持たない反米武装勢力の弱点を利用して、市街地でも戦闘行動は防御戦闘以外は夜間に限って行われる。
このファルージャの市街地戦闘の勝敗は、驚くほどの戦果を短時間で米軍にもたらすだろう。そしてハイテク化された米軍の市街地戦闘のモデルケースとして、これから米軍の教材や訓練に利用される。そのための戦闘実験である。地上を走る黒いケーブルは武装勢力の通信線や爆破装置と考えられるが、激しい砲撃のためにズタズタに切断され、米軍突入とともにその役目が終わる。自爆テロの車はエンジンを始動すると同時にミサイルやロケット弾が飛んでくる。武装勢力の兵士は吐く息まで米軍の赤外線センサーに探知される。
米軍が市街地で徹底したRMA戦闘を行うのは今回が初めてである。
http://www.kamiura.com/new.html