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(回答先: ファルージャでアメリカ兵35名がレジスタンスの捕虜となる 投稿者 white 日時 2004 年 11 月 08 日 20:51:29)
whiteさん、これが誤報であったとしても、私はいまや「さもありなん」の心境です。
今日のファルージャの大手メディア報道をネットで見てみると、これからファルージャの米軍が抵抗勢力の大殺戮に走ることは明らかですが、今日現在の米軍の動きを見ていると「秒読み」と言っていながら戦車隊と歩兵・海兵隊が動かない、このことに奇妙なおかしさを感じます。
MOAB（気化爆弾）やバンカーバスターなどでこの大都市を破壊しつくすことぬきには抵抗勢力や武器を瓦礫の下にうずめる（または気化させて地上から消滅する）ことは不可能でしょう。そうでなければ、パレスチナと同じように戦車と歩兵（海兵隊）の動かし方は、市街戦を前提にイスラエルのやりかたを踏襲せざるをえない。
ところが、ここに一つ米軍の動きを止めるほどの今回のパレスチナ侵攻作戦におけるハマスの爆弾こうげきによるイスラエル軍大量死（10月4日、50名ですが）の事実があるのです。
私はちょうど新潟の中越地震があった10月23日には東京に所要ででかけていて、久しぶりに書店で「解放」を買ってすでに読み終えていました。1841号です。その中でインティファーダの詳細が出ていますが、ここに現在の米軍の動きを理解するのに思い当たる節があるのです。
それは先月の10月4日のジャバリヤ難民キャンプのできごとです。
以下転写します。
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四面（全面）記事です。
見出し「燃え上がるハマス主導のインティファーダ」
（前略）
「不屈に戦うパレスチナ人民」
イスラエルのガザ侵攻にたいして、パレスチナ人民は怒りの炎を燃やして不屈にたたかっている。
ハマスはヤシン弾と名づけたRPG（移動式対戦車砲）でイスラエル軍の兵員輸送車両やブルドーザーを破壊し、戦車歩兵部隊五十名を爆弾攻撃で吹き飛ばすなど、激しい戦闘をくりひろげている（十月四日、ジャバリヤ難民キャンプ。イスラエルはこの事実を公表せず、隠蔽）。「イスラエル軍が民衆殺戮と破壊をやめ撤退するまでカッサム砲攻撃をつづける」と宣言し、イスラエル領内とユダヤ人入植地にたいしてイスラエル軍侵攻後もやむことなく撃ちこみつづけている。
ここ三ヶ月で十二回も「カッサム砲（パレスチナ武装勢力の手製のロケット・ミサイル--「解放」より引用した竹中の注。）阻止」と称して軍事侵攻を強行してきたにもかかわらず、イスラエル軍は、成果をあげられないままことごとく失敗に終わってきたのであって、今回もまた失敗に帰するのは必至である。
ハマスとこれに率いられたパレスチナ人民の不屈の戦いによって、「ガザ撤退計画」の実現に政治生命をかけたシャロンの策動は完全な破産に追い込まれつつある。パレスチナ解放をめざすハマスなどの武装抵抗を「テロ」などと烙印して根絶やしにし、「分離壁」で囲ったゲットーと化したガザ地区にパレスチナ人を押し込めるとともに、ヨルダン川西岸地区の入植地をイスラエルに併合すること---これがシャロンの「ガザ撤退計画」にかけた思惑であった。パレスチナ国家独立を永久に不可能にするためのこのシャロンのたくらみは、いまや暗礁にのりあげているのである。
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つまりイスラエル軍が公表できないほどの犠牲をもたらす「ヤシン弾」あるいは「カッサム砲」のたぐいがファルージャの抵抗勢力にも存在するのは明らかです。
米軍はどうもそれを恐れているんあじゃないか、と、この「解放」の記事を想起したわけです。
だから空爆に次ぐ空爆を繰り返しているのにまだ突入可能との判断ができない。
米軍はファルージャを空爆で破壊しつくしてから突撃するのでしょうが、逆に言えば、、この「恐るべき兵器」を恐れて陸戦部隊が投入できないという米軍の事情が見えてきます。浮き足立っているのはどちらでしょうかね。士気が低下しているの米軍のほうであり、上官の突撃の号令が出せないほど混乱している。
また、いつ背後から襲われるかわかったもんじゃない。
人口30万の都市をたったの1万人で「包囲」すると言ってもその「網」は薄っぺらなものでしょう。
ま、私の主観的な見方かも知れませんが、一つ思い当たったもんで、紹介させていただきました。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。