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資源対立など3ケース想定 中国の対日攻撃可能性
防衛庁が11月末にも策定する新防衛大綱に向けた部内協議で、中国が日本を攻撃する可能性について「海洋資源権益をめぐる対立」と「尖閣諸島領有権問題」、「中国・台湾間の紛争からの波及」の3つのケースを具体的に想定していたことが7日、分かった。今後の防衛力整備のための予測分析だが、中国の脅威に対する警戒感を強く示したもので、東シナ海のガス田開発や尖閣諸島をめぐり日中間で対立が続くなか、中国側の反発を招きそうだ。
この想定は、防衛庁が9月にまとめた「防衛力の在り方検討会議」(議長・防衛庁長官)最終報告に明記された。アジア地域の軍事情勢を分析する中で中国の日本攻撃に言及している。同庁は最終報告を新大綱のたたき台と位置付けたため、公表しなかった。
関係者によると、報告書は中国が「台湾や米国への対抗を念頭に軍事力を強化し、将来はアジア太平洋地域で最大の軍事力を持つ」と予測。
(02:04)
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