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バグボ、コートジボワールで戦争プロセス再開[リベラシオン/media@francophonie]
http://www.asyura2.com/0411/war62/msg/627.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 11 月 08 日 03:08:28:dfhdU2/i2Qkk2
 

(回答先: 仏軍兵士ら10人死亡 コートジボワール 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2004 年 11 月 07 日 19:53:42)

コートジボワール、再び内戦の危険性
Gbagbo relance le processus de guerre en Cote- d'Ivoire
バグボ、コートジボワールで戦争プロセス再開

11月6日付け リベラシオン  Judith RUEFF、AFP、、ロイター
元記事はこちら http://www.liberation.fr/page.php?Article=251882

2002年9月のクーデター失敗から国が真っ二つに割れているコートジボワールで、木曜日から政府軍による空爆が行われており、内戦が再燃する危険が高まっています。現時点で死者11名、重傷者は100名あまりと、状況は悪化している模様。今日土曜日には、この問題について協議するためアフリカ連合会議が開かれます。これに関するリベラシオンの記事をご紹介します。

(翻訳はじめ)
北部と南部のあいだで戦闘が再開し、アビジャンでは政治的な抑圧が続いている。ほぼ2年にわたる戦争と平和の間の現状維持ののち、コートジボワールは再びお馴染みの悪癖にはまりこんだ。金曜日、ロラン・バグボ大統領の軍隊は反政府勢力である「新しい軍隊」(FN)に掌握されている北部を前日に続いて空爆した。アビジャン駐在のフランス軍部によって裏付けられたFN側の情報によれば、コートジボワール国民軍(FANCI)に所属するロケット・ランチャー装備のヘリコプター3機と2機のスホーイ25が、正午頃、ついで14時頃、敵陣地を攻撃した。コートジボワール中央部、セゲラ地方の西部ヴァヴア、東部のボンゲラの町が標的となった。この空爆の被害状況は不明だが、この地方のあるFN司令官は「多数の民間人被害者」に言及した。前夜、反政府勢力の「首都」であるバウケで4度にわたる攻撃が行われ、コルホゴでは死者4名、負傷者40数名が出た。

報復

コートジボワールの北半分を征服するための体制派の攻撃は明らかに再開された。そして戦闘は拡大する危険性がある。アビジャンの軍幹部はすでに、敵を撤退させるために兵士と装甲車を派遣することを検討している。また複数の情報筋が、援軍が停戦ラインに向かっていると報告している。金曜日、反政府勢力のスポークスマン、アントワーヌ・ブグレは電話取材に対し「我々は報復するつもりだ。我々にはそのための手段がある」と予告した。「空爆に続いて地上軍の攻撃が行われるはずだと我々は予期している」
このスポークスマンによれば、地上軍の移動はすでに開始されており、体制派はすでに「緩衝地帯」にも侵入している模様だ。国連平和維持軍の兵士6500名とフランス軍ユニコーン部隊の兵士4500名が、両陣営を分ける緩衝地帯に駐屯しており、停戦を監視している。ユニコーン部隊の報道官アンリ・オシヴィ大佐はこれらの情報を追認していない。いっぽう金曜日、コートジボワールの国連和平ミッション(MINUCI)所属のモロッコ人兵士たちは、体制派の主要空軍基地であるヤムスクロとブアケを結ぶ道路を封鎖した。

戦闘がエスカレートすれば、国連とフランスが無力な傍観者と見なされるおそれがある。コフィ・アナンとフランス外務省はともに、停戦とマルクシス和平合意の尊重をむなしく呼びかけた。2003年初頭、ジャック・シラクの主導で締結されたマルクシス和平合意は、FNのリーダー、ギヨーム・ソロによって「無効」と見なされたことになる。金曜日、防衛大臣のミシェル・アリオ・マリは、コートジボワール内戦に政治的解決を強制する能力がフランス政府にはないことをまたしても認めることになった。金曜日、国際フランスラジオでアリオ・マリは「我々は両陣営に圧力をかけようと試みました。(…)このような状況が一部の過激派を利することになるからです。過激派は戦争しか望んでいません」と説明した。西アフリカの元植民地におけるフランス軍の調停者としての役割について質問されたアリオ・マリ大臣は、国連任務の影に注意深く身をひそめた。「明確に定められた司法的枠内」においては、ユニコーン部隊の兵士には国連軍の安全支援と外国人保護、とくにアビジャンに居住している1万5000人のフランス人保護しか許されていない。

略奪

政治闘争の最前線においては、金曜日、与党が野党に対して牙をむき出しにした。黒衣に身を包み棍棒を手にしたバグボに忠実な「若き愛国者」たちは、前夜に引き続いて放火、破壊、略奪に繰り出した。アラサン・ウアッタラ元首相率いる共和主義連合(RDR)と、コートジボワール民主党(PDCI、かつての独裁与党)二大野党の本部が暴徒の犠牲になった。両野党は木曜日、国民軍の参謀長、マチアス・ドゥエ将軍に招待されていた。

この間、ロラン・バグボは国民投票計画に賛成する反対派閣僚を排除した「和解」政府を発足させようとしている。この国民投票は大統領立候補のための被選挙人資格に関するもので、「ウアッタラ事件」(コートジボワール国籍所持に疑いがあると告発されたウアッタラは大統領に立候補する権利を剥奪された)のような問題を一挙に解決することを狙ったものだ。野党によって推し進められてきた国民投票はマルクシス和平合意では言及されておらず、大統領によって一貫して妨害されてきた。バグボが軍事的解決を採用したことにより、すでに危機に瀕していた和平プロセスは葬り去られた。
(翻訳おわり)

http://blog.livedoor.jp/media_francophonie/archives/8973765.html
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