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ファルージャ空爆続行、米兵1万人で大規模作戦突入か
【カイロ支局】米軍は5日、イラク中部ファルージャで、武装勢力の拠点に対する空爆を続行した。AP通信によると、同日夜には、市郊外に米兵約1万人が集結、地上での大規模作戦突入の構えを見せており、情勢は一段と緊張している。
同通信は、住民の証言として、米軍が5日、今年4月の攻撃以降初めて市中心部の市場を空爆したと報じた。過去数か月で最大級の攻撃が行われた模様だ。
同市北部と東部の検問所では、米軍と武装勢力が交戦し、米兵1人が死亡、5人が負傷。同市西方の米軍基地では、迫撃砲攻撃を受けて米軍が応戦し、武装勢力に死者が出た。
米CNNテレビによると、5日夜から6日未明にかけて、米軍が集結した市郊外で、銃声が聞こえた。
市周辺部の道路は米軍により封鎖されている。市民約30万人の大半はすでにバグダッド郊外などに避難した。暫定政府のアラウィ首相の承認を得て大規模作戦が開始される予定だ。
アラウィ首相は5日、欧州連合(EU)首脳との協議のため訪問したブリュッセルで、「平和的解決に向けた窓は閉じられつつある」と述べ、作戦に向けた決意を表明した。
米軍は、市内に潜伏する武装勢力は約3000人にのぼり、そのうち約半数はヨルダン人テロリスト、ザルカウィ容疑者派などの外国人勢力と見ている。
(2004/11/6/10:47 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041106i103.htm