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オランダでも、映画制作者殺人で9名の「イスラム過激派」を逮捕(エル・ペリオディコ):「市民十字軍」結成につながるか
11月3日付のエル・ペリオディコ紙(電子版)は『オランダでの「ジハード」』という見出しの記事で、オランダ警察が、オランダで映画制作者テオ・ヴァン・ゴッホ(Theo van Gogh)がこの2日に喉をかき切られた上に銃弾を浴びて殺害された事件の犯人として一人のモロッコ人(オランダとの二重国籍者)を逮捕し、続いて8名を逮捕したことを報道しています。
エル・ペリオディコ紙によりますと、逮捕された26歳の男は以前から「イスラム過激派」としてリストに上がっていたようで、ハーグなどで抗議デモが行われるなど、オランダでも反イスラム感情が盛り上がりそうです。
また米国に本部があると思われる反イスラムテロ団体のサイトMilitant Islam Monitorはこの殺人を「イスラム・ファシスト(islamo fasists)の犯行」として非難しています。
http://www.militantislammonitor.org/article/id/310
テオ・ヴァン・ゴッホは8月にイスラムの女性差別を取り扱った短編映画を作って、イスラム過激派からの脅迫を受けていたものですが、主犯として逮捕された男は28歳、その後逮捕された者たちも19歳から27歳までの若い層です。
このエル・ペリオディコ紙の記事によると、オランダにはおよそ90万人のイスラム教徒が在住しており、そのうち100名から200名ほどがオランダ当局によって見張られている、ということで、「オランダはヨーロッパの中でも、テロリスト組織が基盤をつくるにあたって地理的に非常に興味深い場所だ」というNOSテレビの記者Robert Basの言葉で締めくくっています。
今回のテオ・ヴァン・ゴッホ殺害には今の所「アルカイダ」などの絡みは報道されていませんが、危機感を募らせる若いイスラム教徒が自主的に様々な秘密組織にまとまりつつあることは間違いなく、ヨーロッパでは、おそらく今後もこのような事件が多発するのではないか、と思われます。それのいずれが「やらせ」なのか当局の感知しない自発的なものなのか、の区別がつきにくい、その中で「魔女狩り」的な雰囲気だけが高まっていくことになるかもしれません。
将来的には「ジハード」に対抗する「市民十字軍」のようなものすら形成される可能性があるでしょうし、先ほどのMilitant Islam Monitorなども明らかにそれを狙っているようです。このサイトの「About」のところに「"The War on Terror is World War IV" - Eliot Cohen」と書かれてあります。このEliot Cohenは米国ネオコンのイデオローグの一人で、Right Webには次のように書かれています。
Eliot Cohen, called by one observer “the most influential neocon in academe,” is a well-known scholar of military affairs based at Johns Hopkins School of Advanced International Studies (SAIS), which has served as a base for a number of prominent neoconservatives, including Deputy Defense Secretary Paul Wolfowitz and political scientist Francis Fukuyama. Cohen heads SAIS's Center for Strategic Studies, a program founded in 2003 with a generous grant from Philip Merrill, a minor media mogul who heads the U.S. Ex-Im Bank and serves as an adviser to the hawkish Center for Security Policy. Cohen is famous for his thesis that the war on terror constitutes World War IV, and that the Cold War should really be considered World War III. (5)
http://rightweb.irc-online.org/ind/cohen/cohen.php
これでこのサイトの「お里」は明らかでしょう。