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2004.11.04
Web posted at: 12:13 JST
- CNN
(CNN) ブッシュ米大統領が再選を果たしたのを受け、ブレア英首相ら欧州各国首脳は4日、次々と祝意を表明した。強力な同盟関係を築いてきたブレア首相をはじめ、ブッシュ政権を批判してきた仏独スペインなども、米欧関係の改善と強化の必要性を呼び掛けた。
ブレア英首相はブッシュ氏再選を祝った上で、「欧州と米国は同盟関係を再構築しなくてはならない。指導者の立場にある者は全員、ブッシュ大統領だけでなく、この挑戦に応える責任がある。ただちに(関係改善に)務めなくてはならない」と述べた。さらに、対テロ戦争を戦うには軍事力にばかり頼るのではなく、同盟諸国が「共有する価値観の力強さを」示しながら各地の民主主義を支援し、新たなテロリスト誕生の温床となる地域紛争の解決に努力する必要があると強調し、「とりわけ、中東和平プロセスを復活させることが、今の世界にとって最重要課題だ」と指摘した。
イラク戦争をめぐりブッシュ政権と激しく対立したドイツのシュレーダー首相は、ブッシュ大統領に祝電を送り、「ドイツと米国の緊密な友好関係をもとに、協力を続けることで」テロ対策や大量破壊兵器の拡散、地域紛争だけでなく、「われわれの安全と安定を脅かす貧困や気候変動、伝染病などの課題にも取り組んでいきたい」と働きかけた。さらに、こうした挑戦は「協力してのみ克服できる」として、ブッシュ政権のこれまでの単独行動主義を言外にけん制した。
ドイツとともにブッシュ政権を批判し、ラムズフェルド米国防長官から「古い欧州」呼ばわりされたフランスのシラク大統領は、ブッシュ大統領に書簡を送り、ブッシュ氏再選を機に「仏米の友情を強化し」世界の危機を共に解決していきたいと表明。
「親愛なるジョージ」という書き出しで、シラク大統領は「緊密な大西洋間のパートナーシップなしでは、今日直面する様々な難問に、満足な回答を見つけることはできない。フランスと米国はそのために、主要な役割を果たすよう求められている」として、ブッシュ大統領と「温かい友人関係」を築いていると両国の良好な関係を強調した。
スペインからは、サパテロ首相が「スペイン政府は、ブッシュ大統領ならびに米国政府と建設的で効果的な協力態勢をもとにした関係をつくることに、寄与していきたい」と表明し、ブッシュ氏再選を歓迎。「米国の欧州連合(EU)はより緊密で安定した関係にならなくてはならない」「両者の間に意見の違いが起きた場合、違いを尊重しながら、立場を接近させ建設的な姿勢を取っていくことが望ましい」として、双方の歩み寄りの重要性を強調した。サパテロ首相は、マドリード列車爆破テロを機に、親米のアスナール政権を破り就任。ブッシュ政権に批判的で、イラクからスペイン軍を撤退させた。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200411040010.html