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「イラクはだれのものか」――。米国に対するイラク暫定政府の不満が噴出し始めた。6月下旬に主権を回復したものの、米国の影響力は依然強く、暫定政府が必ずしもイラクの実情に沿った形で様々な決定をできないでいる。自尊心を傷つけられたその一面が、イラクで誘拐、殺害された香田証生さんの遺体搬送の遅れにつながったとの見方がある。
香田さんの遺体は当初、10月31日中にイラクの首都バグダッドからクウェートに米軍機で移送される予定だった。だがイラク司法当局は「殺人事件の証拠」として安置所からの移動に待ったをかけ、11月1日になっても国外に移せなかった。混乱するイラクでは毎日、身元不明の死体がたくさん発見される。米軍は米国人の可能性がある遺体を原則として米本土に移すが、この際にイラク側が求める手続きをとらないことが多い。そのため「イラク側には主権を踏みにじられているとの思いが強い」(ヨルダンの外交筋)という。(アンマン=加賀谷和樹) (12:39)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041102AT2M0200402112004.html