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2004年11月01日(月)
イスラム教徒と漢族が衝突、20人死亡=現地に戒厳令―中国河南省
(時事通信)
【銀川(中国)1日】中国中部の河南省の中牟県で先週から少数派のイスラム教徒の回族と多数派の漢族の抗争が激化し、地元住民によると、1日までに少なくとも20人が死亡した。現地には戒厳令が敷かれたという。(写真は河南省の銀川でパトロールに当たる女性警察官)
中牟県のタクシー会社従業員によると、この衝突でイスラム教徒10人以上、漢族10人以上が死亡した。「衝突は頻繁に起きているがこれは最悪の事態だ」と従業員は語った。衝突が起きたのは、中牟県を流れる黄河の南岸付近にある男人村など。この村では双方合わせて6人が死亡し、事態はまだ収束していないという。
男人村のイスラム教指導者によると、同村出身のイスラム教徒のトラック運転手らが先週、漢族の多い村を通過しようとした際、交通事故をめぐって争いが起き、運転手1人が暴行を受けた。その直後、漢族数千人が男人村を取り囲み、いくつかの民家への放火、煉瓦工場の破壊といった騒ぎに発展。近隣の別の村でも10月31日に同様の衝突が発生したという。
米紙ニューヨーク・タイムズは、イスラム教徒のタクシー運転手が漢族の少女をひき殺したのが騒ぎの原因で、衝突により150人近くの死者が出ていると報じたが、地元記者は、死者数はそれほど多くないと話している。
中国国内のイスラム教徒はアラブ人やペルシャ人の隊商の末裔だが、今は同化が進み、衣装は別として、風貌はほとんど見分けがつかなくなっている。〔AFP=時事〕
http://news.goo.ne.jp/news/kokusai/20041101/index.html
※上記記事の「河南省銀川」とあるのは「寧夏回族自治区銀川」の誤りです。
回族は、寧夏以外にも河南省など、中国全土に広く分布しています。