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【ワシントン=笹沢教一】韓国の未申告ウラン濃縮実験をめぐり、共同研究の形で韓国に基礎的な技術を提供した米国の責任や、核技術の不拡散のあり方を問う声が強まっている。
韓国は1980年代、米国に留学した科学者が、核兵器開発拠点のローレンス・リバモア研究所や空軍兵器研究所の資金と設備の提供で、レーザー濃縮装置の心臓部にあたる銅蒸気レーザーや微細加工などの技術を習得した。
レーザー濃縮の専門家で、韓国原子力研究所の科学者をよく知るミズーリ大のジェフ・アーケンズ博士は、韓国が習得した銅蒸気レーザー技術や、この技術をもとに、特殊な金属を代わりに用いたテストの積み重ねが「ウラン濃縮成功の背景にある」と、米国の技術が下地となったと指摘する。一方で「米国は民生利用のために銅蒸気レーザー技術を提供したに過ぎない。韓国が核兵器級のウラン濃縮を行ったことを、苦々しく思っているだろう」と言う。
ワシントンの民間軍事分析機関「科学国際安全保障研究所」(ISIS)の報告書によると、韓国のレーザー濃縮技術の開発に対しては、ロシアからも資金や技術が提供されていたという。研究者が国際的に流動化し、国際共同研究が活発になる中、軍事転用可能な技術の流出を防止することは一層困難になっている。
(2004/11/13/21:51 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041113id28.htm