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【ワシントン=永田和男】ブッシュ米大統領は12日、ホワイトハウスでブレア英首相と会談した後、共同記者会見し、中東和平構想の柱であるパレスチナ国家の樹立について、「4年以内に達成したい。可能だと思う」と語った。
自身の政権2期目の間に、新国家とイスラエルとが平和的に共存する和平を実現する自信を示したものだ。ブッシュ大統領が再選後、外国首脳と会談したのはブレア首相が初めて。
大統領は「米英の同盟関係はこれまでで最強」と語って、首相との結束を強調する一方で、「米国と欧州は自由世界の柱だ」と述べ、イラク戦争できしみを見せた米欧関係の再強化を2期目の重要課題にする方針を表明。来年1月20日の就任宣誓式の直後に欧州を訪問すると発表した。
最近のイラク情勢について、大統領は、「ファルージャの掃討作戦はここ数日でかなりの成果を上げている」と述べた。
今回の米英首脳会談では、中東和平が最大の焦点となった。両首脳は、2国家共存への道筋を示す和平案「ロードマップ」(行程表)再稼働のための「作業計画」として、〈1〉民主的なパレスチナ国家建設に向け国際社会の協力を強化する〈2〉ガザ地区とヨルダン川西岸の一部入植地撤去計画の完遂に向けイスラエル、パレスチナ双方と緊密に協議する――などで一致した。
ブッシュ大統領は、記者会見で、アラファト前パレスチナ自治政府議長の死去に関連して、「恒久平和に向けた進展のための新たな好機が横たわっているのだ」との認識を表明。パレスチナで60日以内に後継自治政府議長の選挙が行われることを挙げて、選挙を通じ和平のパートナーとなる新指導部が登場することに期待を表明した。
ブレア首相は「パレスチナ国家が機能するには政治的、経済的にも、治安の面でも形を整えたものであることが必要」と語って民主的な国家樹立を支援する重要性を指摘した。
(2004/11/13/11:59 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041113it05.htm