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(回答先: Re: P-navi info : イスラエルの核告発者 バヌヌさん逮捕される!>URL 投稿者 Kotetu 日時 2004 年 11 月 12 日 22:30:47)
【ナブルス通信 http://www.onweb.to/palestine/siryo/vanunu-11nov04.html より】
イスラエルの核告発者 バヌヌさん逮捕される!
Israeli Nuclear Whistleblower Mordechai Vanunu Arrested
ナブルス通信編集部 / ジョナサン・リス
2004年11月11日
─ナブルス通信2004.11.11号による─
イスラエルが秘密裏に製造していた核兵器の存在を世界に明かし、そのことで18年間イスラエルの獄中に囚われていたモルデハイ・バヌヌさんが、わずか7ヶ月あまりの「獄外生活」の後、今日(11日)再び逮捕されてしまった。
容疑は釈放条件である外国のプレスとの接触禁止に反したためだという。「国家反逆罪」で18年の刑に服した後も、バヌヌさんに対しては海外渡航禁止のほか、様々な禁止事項が超法規的につけられていた。しかし、バヌヌさんはBBCの他、様々なメディア──日本の朝日新聞も含め──に登場し、イスラエルの核政策と、それだけを野放しにしている世界を批判し続けてきた。
イスラエルのディモナ核施設で働いていたバヌヌさんが、1988年に英国「サンデータイムズ」紙に明かした情報によって、イスラエルが世界で6番目の量となる核兵器を所有していることが裏付けられたが、バヌヌさんは諜報機関に拉致され、秘密裁判にかけられて、18年間(うち11年半は独房)の獄中生活を送っていた。釈放されたのはこの4月のことだった。
イスラエルは世界中が知っている自国の核兵器の存在を「否定も肯定もしない」という政策をとり続け、核拡散防止条約に批准せず、リビアやイラン、北朝鮮とは異なり、一切の追及から免れている。「大量破壊兵器保有」を理由に侵攻されることもない。
AP通信(11日付)によると、バヌヌさんを支援し続けてきた元・サンデータイムズ記者、ピーター・ホーナム氏はAPのインタビューに応え、バヌヌさんの逮捕を「身の毛がよだつ」と言っている。
「イスラエル政府はアラファト氏の死去を(バヌヌ逮捕のタイミングとして)故意に利用している」とホーナム氏。
AP記事原文:
http://news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20041111/ap_on_re_mi_ea/israel_vanunu_arrested_3
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世界の目はファルージャやアラファト氏死去に注がれているので、確かに絶好のタイミング。バヌヌさんは4月の釈放直後から、外国のプレスからのインタビューに応じていたので、いつでもこの口実を使えば逮捕することができたはずだ。
ちなみにバヌヌさん支援者からの知らせによると、バヌヌさんからの最新の通信は6日付のもので、中東の非核化のためのアイディアを論じていたということだ。以下、ハアレツ紙の記事、緊急訳出。[ナブルス通信]
「核の内部告発者のバヌヌを警察が勾留」
(ハーレツ特派員)ジョナサン・リス
2004年11月11日
ハーレツ・コムより
核の内部告発者、モルデハイ・バヌヌが釈放されて以降、国家機密を漏洩し法規違反を行なった容疑を検証する現行調査の関係で尋問するため、警察の国際調査部は木曜日の朝、彼を勾留した。
バヌヌの勾留に先立って、警察は彼が滞在中の東エルサレムのホステルの部屋を捜索した。警官たちは文書や資料を押収した。
バヌヌの部屋の捜索と取調べは国の検事と共同で司法長官の指示で行なわれている。
バヌヌは反逆罪による18年の刑期を4月に終えたが、イスラエルを離れることは禁じられていた。治安筋によると、外国のメディアに対する無許可のインタビューに応じた容疑で、監視下に置かれている。
この9月にはギリシャのラジオ局とのインタビューで、バヌヌはイスラエルでは安全を感じることができず、できるだけ早く出国したいと述べた。バヌヌはまたイスラエルの核政策に対する非難を何度も繰り返すためにインタビューを利用した。
「合州国は核兵器プログラムに関してイランに圧力を加えている。同じことがイスラエルにもなされる必要がある。イスラエルを忘れてイランに焦点を合わせることはできない」と彼は述べた。
スパイと反逆の罪で投獄されていたこの元囚人は、またインタビューの中でイスラエルの核の秘密を次のように述べていた。「イスラエルにはまだ核兵器がある。この18年間に更に製造されたと信じている」と。
バヌヌが釈放の数週間後、BBCとサンデータイムズのインタビューに応じた際、インタビューにおいて議論することが禁じられている機密情報について論じたとして、治安問題として、犯罪捜査が当局によって今から数ヶ月前に開始されていた。
「バヌヌはこのインタビューを許すことで極悪非道にも自らの釈放条件を踏みにじった。このような行為を止めさせるためにも何らかの措置が必要だ」と警察筋は述べている。
*原文は下記のURL
http://www.haaretzdaily.com/hasen/spages/500399.html
翻訳:野間伸次
*バヌヌさんについては
「アムネスティひろしまグループ」
http://ww3.enjoy.ne.jp/~rnoma/action.htm
(バヌヌさん釈放直前のナブルス通信)
「バヌヌさんの釈放前に──中東でヒロシマを繰り返さないために」
http://www.onweb.to/palestine/siryo/vanunu421.html
「オノ・ヨーコ、バヌヌさんに平和助成金」
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200409180531.htm
※拘束がとかれ、バヌヌさんが真の自由を手に出来るようにイスラエルへ声を届けてください。" Vanunu must be free!" "Free to Vanunu!"
というような簡単な一言でもかまわないと思います。
宛先はhttp://palestine-heiwa.org/misc/kougi.htmlのシャロン首相や駐日イスラエル大使館に。
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(編集責任:ナブルス通信)