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【エルサレム樋口直樹】病気治療のためアラファト・パレスチナ自治政府議長(75)がパリへ移送されたことを受け、議長不在中の自治政府やパレスチナ解放機構(PLO)の指導体制づくりが水面下で進んでいる。議長が代理を指名せず、病状の詳細も明らかになっていないため、公式な後継者を選ぶことはできないが、PLO事務局長のアッバス前首相が当面、事実上の代行を務めることになりそうだ。
アッバス氏は30日、PLO執行委員会で議長不在中の対応を協議した。当局者筋によると、11月初めにもパレスチナ評議会(国会に相当)の特別会が開催され、議長死去の場合にその権限を一時的にPLO事務局長へ移管するため、基本法の一部改正を検討する見通しという。現行法は評議会議長を後任に充て、60日以内に選挙を行うよう定めている。
特別会では基本法の一部改正の代わりに、議長不在中の指導体制としてアッバス氏をトップに、クレイ首相とザヌーン・パレスチナ民族評議会(占領地内外のパレスチナ人全体の最高意思決定機関)議長の3人から成る特別委員会を設置する可能性もあるという。
アッバス氏は昨年4月、自治政府初の内閣を率いた。
毎日新聞 2004年10月31日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20041031ddm007030083000c.html