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3.11捜査の新展開=密告屋を「魔女」に仕立て上げる作戦:エル・ムンドとTV各局が全面協力
http://www.asyura2.com/0411/war62/msg/1038.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 11 月 12 日 07:09:09:SO0fHq1bYvRzo
 

3.11捜査の新展開=密告屋を「魔女」に仕立て上げる作戦:エル・ムンドとTV各局が全面協力


またまたやってくれます。スペインの3.11捜査当局。そして大新聞とTV各局。どうやら哀れな密告屋を「最重要犯人」に仕立て上げるつもりのようです。

何と3年前の2001年夏に、国家防衛隊(内務省所属の「治安維持軍」)が雇う一人の内通者(通称「ラバンデロ」で本名は明らかにされていない)が、担当者にある「重大な事実」を密告している声を録音した音声テープが、このたび、スペイン北部アストゥリアスの小さな防衛隊分署で『偶然に発見された(!!)』のです。この「発見の事実」とテープの内容が11月10日付のエル・ムンド紙によって1面トップで発表されました。そして各TVニュースでもそのテープの音声が報道されました。

その内通者の話によると、3.11の爆薬として使われたダイナマイトを調達したとして3月に逮捕された警察の内通者ホセ・エミリオ・トラスオラス(28歳)が、2001年に同じ密告屋仲間で彼の妻の兄弟であるアントニオ・トロと組んで、携帯電話を起爆装置にする爆弾(つまり3.11で「不発弾」として発見されたものと同じ仕組みの爆弾)を製造しようとしていた、という筋書きになっています。
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『トロとトレスオラスは2001年に「携帯電話付き爆弾を製造」しようとした』(エル・ムンド11月10日)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/11/10/espana/1100055415.html
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このテープに録音されている内通者「ラバンデロ」の話では、トラスオラスはモロッコ人のために爆弾製造を準備しようとしていた、そのために当時麻薬密売の罪で刑務所に入っていたトロの出所を待っていた、トラスオラスは自分(「ラバンデロ」)が10年かかっても稼ぎきれないほどの札束を持っていた、ということです。
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『トラスオラスは「モロッコからの件を実行する」ために2001年のトロの出所を待っていた』(エル・ムンド11月11日)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/11/11/espana/1100142319.html
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そして国家防衛隊は、このエル・ムンド紙の「すっぱ抜き」発表を待って、このテープの件について本格的に「緊急の形で」捜査を開始しました。
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『国家防衛隊の総司令部はアストゥリアスのテープの緊急捜査を開始』(エル・ムンド11月10日)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/11/10/espana/1100125892.html
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何のことは無い、国家防衛隊からエル・ムンドの方にその内容の一部まで含めた情報リークが先にあったわけで、まずマスコミを使って「事実」を広めておいてから、おもむろに捜査に取り掛かる、という戦術です。その方が捜査をした結果を後で発表するよりは、世論操作としてはずっと楽でしょうから。

今までに逮捕された「イスラム過激派」だけでは具体的な爆弾製造、特にあの「不発弾」となった携帯電話仕掛けのダイナマイト入りのカバン(このデタラメさはすでにお知らせしたとおりですが)のアイデアを誰が考えて、それに必要な資材をどのように集めたのか、の説明に非常に無理があったわけです。

で、田舎の小さな国家防衛隊分署の部屋の隅っこから、この時期に、「たまたま偶然に」上記の音声テープが「発見された」というわけで、これで爆弾のアイデアと製造の過程が実にスムーズに説明できる(!!)というわけです。何せ実行犯の縦横人物はすべて4月3日にレガネス市で「物言わぬ人」になってしまったわけですから、あとは当局の発表と「新たな証拠発見」が総て、となっているのです。

さらにこの「新証拠発見」を受けて、社労党政府はアスナール時代にあった「重大事実」がホコリに埋もれていた、ということで、早速、前任の国民党政権の「先見の明の無さ」を強調して攻撃を開始しています。
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『社労党は3.11の新たな暴露が国民党の「先見の明の無さ」を表すと強調』(エル・ムンド11月11日)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/11/11/espana/1100187691.html
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さらに、この密告屋トラスオラスとトロがETAとつながっていた、という「情報」もあります。これは「ETA主犯=社労党黒幕」陰謀論を振りまく国民党にとっては都合のよいものといえます。
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『内通者アントニオ・トロの共謀者の一人が、2002年にETAのためにフランスまで武器を運んだ、と明言』(エル・ムンド11月8日)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/11/08/espana/1099901125.html
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国家防衛隊、国家警察そして中央情報局(CNI)の中には、国民党派、社労党派、中間派がおり、それぞれで様々な裏工作の仕掛け合いをやっているようで、今回の「偶然に発見された3年前の音声テープ」も、今までの「不発弾のカバン」「証拠残しまくりの一軒家」「盗難車の白いバン」「2台目の盗難車」に続く実に下手糞な証拠でっち上げの一部でしょう。「物証」などというものは、作り上げて発表して繰り返し宣伝して「事実」にしてしまえばそれが事実になってしまうのですから。そして、その中で唯一米国等の外国諜報機関の影だけが見事に消されています。

【参照】
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/1037.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 10 月 26 日 09:32:20
3.11調査委員会:ついに「9.11アルカイダ」と「3.11」を結びつける詐欺

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