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アフガン大統領選:
カルザイ氏 決選投票なしでの当選確定
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20041025k0000m030101000c.html
【イスラマバード西尾英之】今月9日に投票されたアフガニスタン大統領選は24日、現職のカルザイ移行政権大統領(46)の得票が有効投票数の半数を超え、決選投票なしでの当選が確定した。任期は5年。カルザイ氏は同国で初めて国民の直接選挙で選ばれた大統領として、1979年の旧ソ連軍侵攻以来戦乱が続いた国の再建に本格的に取り組むことになる。
国連とアフガン選管でつくる「共同選挙管理組織」の推計では投票者数は約822万人。24日の中間発表(開票率92.1%)でカルザイ氏の得票は410万5122票だが、無効票が現時点で9万5000票余あり、同氏の得票率は54.9%となった。カルザイ陣営のスポークスマンも同日、勝利宣言をした。
2位はカヌニ前教育相の122万7306票(得票率16.4%)。続いてモハッケク前計画相87万7712票(同11.7%)など。
米国のブッシュ大統領はカルザイ氏当選を「テロとの戦い」による民主国家建設の成功例として、11月の自らの大統領選への追い風にしたい意向とみられる。
カルザイ氏は92年のラバニ政権で外務次官を経験。タリバン政権崩壊後の01年12月、米国の後押しで暫定行政機構議長(首相)、02年6月の緊急ロヤ・ジルガ(国民大会議)で移行政権大統領に選ばれた。
毎日新聞 2004年10月24日 21時59分