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米民主主義の評価2分 10カ国世論調査
http://www.asahi.com/national/update/1018/001.html
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朝日新聞社とフランスのルモンド紙など10カ国の新聞社が9〜10月に実施した対米意識を探る世論調査で、米国の民主主義が他国の「手本」になっているかと聞くと、質問した7カ国中、4カ国は肯定が多数を占め、残る3カ国では否定が多数となった。日本は肯定派が56%と多数だが、英国、韓国は否定派が5割を超えた。
米国の民主主義が他の国々の手本になっているか。「大いに」「ある程度」を合わせて「そう思う」と肯定的に見る人は、イスラエルが72%で最多。次いで、ロシアが62%だった。イスラエルとロシアは、イラク戦争は「正しかった」と答えた人がそれぞれ7割と4割いて、1〜2割台しかない他の国々より多かった。両国は「民主主義」に関しても、肯定的評価の高さが目立つ。
日本とカナダでも、米国民主主義の肯定派が過半数を占めたが、否定派は4割で、先の2カ国よりは賛否が接近している。両国ともイラク戦争については7割前後が「誤り」と答えた。
一方、米国の民主主義が「手本になっている」という回答が少なかったのは、英国(35%)と韓国(39%)。ともに否定派が5割を超え、イラク戦争の「有志連合」に加わる日本との評価に違いが出ている。
このほか、米国が世界でリーダーとしての役割を果たすことについて聞いた7カ国では、5カ国で7割前後が重要視している。その一方、米国の行動が「平和維持に貢献している」との見方には否定的な意見が多い。質問をした6カ国中、メキシコ、日本、カナダで否定派が過半数を占め、韓国、ロシアではほぼ同数。肯定派が7割超と多いのはイスラエルだけだった。
(10/18 01:31)