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2004.10.17
Web posted at: 17:27 JST
- CNN
(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は17日、テロ組織アルカイダに関係しているなどの疑いでキューバのグアンタナモ米軍基地で拘束されている収容者らが、長期間にわたる日常的な虐待にさらされていると報じた。基地で守衛や尋問官などとして勤務した軍人や情報機関員らが、タイムズ紙の取材に答えたという。同基地での虐待についてはこれまで、拘束から釈放された人の一部が虐待を経験したり目撃したりしたと証言していたが、同基地関係者らによる証言は初めて。
報道によると、グアンタナモ基地内の収容施設「キャンプ・デルタ」では、尋問に協力しない収容者たちを下着1枚にし、手足を床に鎖とくくりつけた状態で座らせるなどしたという。その姿勢のまま強いストロボ光線を顔に浴びせ、大音量のロックやラップ音楽を耳元で鳴らし、冷房を最強にして部屋を冷やした状態で、尋問をしたという。
タイムズ紙によると、取材した元基地関係者のひとりは、こうした状況での尋問は時に14時間も断続的に続くこともあったという。
この元基地関係者は、自分は収容者のこうした扱いに立腹しており、そのため同紙の取材を受けることにしたと説明。こうした過剰な尋問によって、「完全にいかれてしまう」収容者も多かったという。
また他の元関係者らによると、眠っている拘束者を起こしてこうした手法で尋問した後、別室に返し、眠り込んだところでまた起こして尋問するという作業を何度も繰り返し、拘束者の眠りを寸断する方法も日常的に行われていたという。
しかしこうした手法は、イラクのアブグレイブ刑務所での虐待が今春に暴露されると同時に、行われなくなったという。
同紙によると、グアンタナモ基地には現在、約590人が収容されている。大半が起訴されることもなく、弁護士との接見など法的手続きも受けられないまま長期間拘束されているため、多くの人権団体が米政府を批判している。
人権団体の多くは、収容者のほとんどはアルカイダなどに無関係か、関係があったとしても機密情報とは縁のない一般兵だと批判しているが、国防総省や司法省は繰り返し、アルカイダ幹部や大物テロリストが何人もいると主張している。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200410170008.html