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【ウィーン会川晴之】ポーランドのベルカ首相は15日に議会で行った所信表明演説で、イラク派遣部隊を「来年初めから削減し、さらなる削減についても(米国と)協議を進める」と正式に表明した。ただ、削減規模には触れず、全面撤退の時期についても「必要とされる時間以上はとどまらない」と述べ、具体的な時期を明言しなかった。
ポーランドはイラク中南部に約2400人の兵員を派遣、約8000人規模の国際協力部隊の指揮を執っている。しかし、民間人を含めた死者が17人に達し、撤退を求める声が国民の7割を超えたほか、来年5月にも総選挙を控えていることから国民世論に配慮することになった。
ポーランドは1000〜1500人規模の削減を実施する方向で米国と協議中だが、削減規模によっては国際協力部隊の編成見直しにも発展する可能性がある。
毎日新聞 2004年10月15日 20時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20041016k0000m030074000c.html