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キルギスタン合同軍基地で、米軍による「スペイン軍いじめ」:イラク撤退の報復?
10月15日付のエル・ペリオディコ紙(電子版)は次のような記事を掲載しています。全訳します。
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キルギスタン合同軍基地での問題
『スペイン兵が米兵による「いじめ」を告発』
・間違いなくイラク撤退の報復的行動
D. MOLINÉ ZARAGOZA
ホセ・ロドリゲス・サパテロ政権によるイラクからのスペイン軍撤退は、外国に派遣されたスペイン軍に対する問題を作り出している。始めて公開された告発では、カザフスタン共和国のマナス基地に派遣されている兵士たちに対する「いじめ」が、米軍の施設責任者の大佐を中心に行われているものである。
去る8月に英国とカナダの幹部たちによって一つの衝突が注目の的となった。彼らは、アフガニスタン北部のマザール・イ・シャリフ地域に派遣されたマドリッドパラシュート部隊を「卑怯者」と呼んだのだ。
[外出禁止]
去る8月21日にミザール分遣隊が発足して以来、スペイン軍兵士(総勢53名、大半がサラゴサ基地所属)は4回も外に出ることを禁止された。その最近のものは、スペイン化・スペイン国家の日の祝日に関連している。
同様に、米国軍はスペイン軍司令官に対して、スペイン兵は「危険である」、駐屯地の安全を「脅かしている」、米軍所属の基地の規則に反して「アルコールを持ち込んでいる」という数多くの苦情をぶつけた。
[何の証拠も無い非難]
批判の対象になったものたちの数名がエル・ペリオディコ紙に語ったところによると、このような非難は何の証拠も伴っていない、という。彼らによると、そのようなことは、スペイン政府によるイラク撤退を受けて、スペイン人たちの駐留を困難にしたいとする願望に従って起こった、と言うことである。ある米軍のヒスパノアメリカンの兵士たちがスペイン兵に対して次のように断言した。「スペインは決戦場で我々を見捨てたのだ。」と。
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上の記事だけでは具体的な状況がもう一つつかめませんが、非アメリカ人の多い米軍兵士の中でも、同じスペイン語圏出身の者たちが逆にイラクから撤退したスペインに対して強い反感を抱いていることは十分に推測されますし、それをアングロサクソンたちが煽っているのではないか、と想像されます。このデタラメ戦争に狩り出された最下層階級出身の兵士たちが、欲求不満の捌け口をこんなところにもぶつけている、という、何ともいやらしい惨めな構図ですが。