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マイケル・ムーアからのメッセージ
"Fahrenheit 9/11" Out On Home Video/DVD Today! Pass it Around...
『華氏911』のビデオ/DVD、本日発売!(アメリカ) 貸しっこして見てほしい
2004年10月5日(火曜日)
http://www.michaelmoorejapan.com/
10月1日更新→あとひと月で、簡単にできる5つのこと。
http://www.michaelmoorejapan.com/words/index.html
親愛なる友人のみなさん
いよいよ今日だ! あなただけの『華氏911』が手に入る。あるいは、レンタルできる。全米の何千という店で売られるビデオ/DVDを手に入れて、ブッシュ撃滅の武器に使えるんだ。子供たちと一緒に夜、映画鑑賞会をやることもできる。
買った人が友人知人に貸してくれれば、ぼくとしてはこんな嬉しいことはない。どの調査によっても、この映画を見た人が増えれば増えるほど――とくにまだ投票する候補を決めていない人が見れば見るほど――11月2日に体制変革が実現される可能性が高まるそうだ。《ニューヨーク・タイムズ》紙が書いたように、「ブッシュ氏にはムーア氏の批判に応答する義務はないが、リップスコム夫人には応答しなければならないだろう」からだ。言い換えれば、人間らしい心と良心をもつ良きアメリカ人なら、『華氏911』に登場する、イラクで息子のマイケルを亡くしたフリントの母親の悲しみを見て、平気でいられるはずはないということだ。「わたしの息子はなんのために死んだの?」と問いかける母親に、ぼくたちはどう答えるのか? ブッシュ氏に本当の理由なんか答えられるはずがない。それはあまりにもおぞましいものだからだ。彼の欺瞞がどこまでひどいものかをみんなが知ったら、11月の選挙で負けるだけじゃすまないかもしれない。ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド、ウォルフォウィッツが犯したような罪は、昔なら裁判にかけられたものだ。
何ヵ月か前、ぼくは映画の配給会社に、『華氏911』の劇場公開時期を短くしてくれるよう頼んだ。みんながビデオとDVDを投票日の前に買えるようにするためだ。配給会社2社は承知してくれた。
また彼らは、DVDに90分の特典映像を入れることにも同意してくれた。これにはアブグレイブ刑務所の外で撮影された初公開の映像や、開戦直前のイラクで撮影された映像――これはぼくたちが直面することになる事態をはっきり予告している(「イラクはきみたちの墓場になるとアメリカに伝えてくれ」)――それから、イラク駐留兵士が本音を語るシーンがさらにあり、ブッシュとコンドリーザ・ライスが登場するシーンもある――それは恐ろしい映像で、なぜテレビが見せなかったかがよくわかると思う。
ここでみなさんに、このビデオ/DVDの活用法を提案していいだろうか? それを使って、みなさんと同じような考え方の人たちを励ましたり、目が覚めかけている共和党支持者に今度の選挙が一生に一度というくらい大事な選挙だということをわからせたりしてほしいのだ。具体的には、次のようなことができる。
1. あなたの家で『華氏911』上映会を開く。それを今週やる。DVDを買って、できるだけ大画面のテレビを調達して、ポップコーンを作り、友達や、親類や、クラスメートや、職場の同僚や、近所の人たちを招き、笑いと涙の2時間を過ごす。それが終わったら、何分間か、いまから11月2日までに何ができるかを話し合う。
2. 『華氏911』専門のレンタル業者になる。DVDを買って、一泊ずつ無料で貸し出す。職場や学校で、「華氏コネクション」の一員であることをアピールする。
3. 地域や学校で上映会を開く。かまわない、ぼくが許可する。ただし料金はとらないでほしい(もちろん、組合のホールや教会の地下室を借りるためにカンパをするのは別だ)。そこへみんなを招待する。いっぱいに人を集めて、映画が終わったら、11月2日までにできる活動の提案をする。たとえば、有権者を投票所に駆り出す運動とか。
4. 人にあげる。貧しい人はビデオやDVDを違法コピーで見ることが多い、というのが、この業界の政治的・経済的現実だ。ぼくとしては、違法コピーだろうと何だろうと、見てもらえれば嬉しいんだが、できればぼくが作ったとおりの状態で見てほしい。だからお金のある人は、図書館や学校に寄付してほしい。何本も買って、買う余裕のない人たちにあげてほしい。自由な社会は、必要な知識を持ち合わせている有権者がいて初めて成り立つ。だから情報は私有されるのではなく、共有されるべきだ。
以上だ。国中をこの映画で溢れかえらせよう。それは共和党の最悪の悪夢だ。何をすればいいかはいまお話しした。もうこれ以上は何も言う必要はないだろう。
前もって、ご協力に感謝。ぼくたちは大きな変化を起こせるはずだ。
あなたの友
マイケル・ムーア
MMFlint@aol.com
http://www.michaelmoore.com
http://www.michaelmoore.com/takeaction/vote/register.php
PS. それと今日は、ビデオとDVDの観賞手引きとなる本も発売された。『「華氏911」の真実(The Official Fahrenheit 9/11 Reader)』(訳注)というソフトカバーの本で、内容は映画のシナリオのほか、映画評や、映画が提示したいろんな問題をさらに追及したエッセーなどだ。また映画の裏付け資料も収録しているので、あなたの保守的な義兄が映画のあら探しを始めたときにはこの本をサッと出して、1つ1つの事実に反論の余地がない証拠を示してやることができる。
(訳注)邦訳(仮題)は11月末にポプラ社から刊行。
PPS. 昨夜はフロリダ州ゲインズビルで、ナマケ者決起集会の入場者が1万2000人と、最高記録をマークした――しかも、入場できなかった人が会場の外に2000人いた! 写真はここ(http://www.michaelmoore.com/words/index.php?id=170)で見られるし、ブログではツアーの報告をしていくつもりだ。今までのところ、主にミシガン州とフロリダ州の16都市を回って、あと44箇所残っている! 明日はペンシルベニア州で会おう!(明日は来週発売される別の本のことも書きたいと思っている。その本も、今度の選挙を激しく揺さぶるのに役立ってくれればと期待している)