現在地 HOME > 掲示板 > 戦争61 > 450.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: Re: イラクの2自衛隊員死亡情報は誤報 - 2ch書き込み動向 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 10 月 14 日 18:55:34)
2004年 10月 14日
Dances with Medias
「サマワで自衛隊員二人が殺害された」とアラブ系メディア"イスラム・メモ"が報道、その日本語訳が昨晩あたりからネットで流れている。だが、もしそんなことがあれば、サマワにいる情報提供者から緊急連絡が入るだろうに、そういったことはなかった。だから、最初から誤報だろうと思っていたのだが、報道各社が確認したところやはり誤報だったようだ。
アラブ系メディアで英語版のあるものは、私も目を通しているが、特に活字系・ネット系の情報は、玉石入り混じっており、読む方もかなりの注意が必要だ。もっとも、怪しいのはアラブ系メディアだけでなく、米大手メディアの情報も、かなり胡散臭いということが、一連のイラク報道で露呈したわけなのだが。
さて、先日このブログで、劣化ウラン弾についてのフラッシュを紹介したが、あれを見て不快感を覚えた人もいるかと思う。だが、私は基本的にどんな残酷なものでも基本的には読者や視聴者に見せるべきだというスタンスなのである。
一方、日本の大手メディアで、「残酷な」映像が使われることは、ほとんどない。私がイラク戦争から戻って、某テレビ局のディレクターと現地で撮った映像を観ていた時だ。爆撃現場に血の水溜りができているのを観て、ディレクター氏は「シバさん、血はマズイね。ここは使えないなぁ」と言った。曰く、局の放送規定にひっかかるとのこと。また、別の某テレビ局関係者と「何故、空爆被害の現場を放送しないのか」という話をした時に、「残酷すぎる」「食事時にああいうものを放送すると視聴者から苦情が来る」と言われたことがある。
…アホかぁ!!!!!戦争ってものは残酷なものなんだよ。爆弾を落とせば、人々の手足はちぎれ、内臓や脳みそがあたりにブチ撒かれる。至極当然の結果だよ。それから目を逸らして、戦争の是非なんか、どうして語れるんだ?今の日本の人々の多くは戦場がどんなものか見たことがない。だからこそ、人々の目となり耳となるのが、メディアの役割だろうが。
英語で"報道する"という意味で"cover"という単語を使うことがあるが、"cover"には"覆い隠す"という意味もある。小泉シュショーは「大量破壊兵器がなかったからといってイラク戦争支持が間違っていたとは言えない」と寝ぼけたこと*を言っているが、彼がボケてられるのは何故なのか、我々ジャーナリストは自分の胸に聞いてみるべきだろう。
*査察継続を訴えた国際社会を無視して勝手に戦争始めたのは米国でしょ。小泉シュショーがイラク戦争支持した理由も「大量破壊兵器の脅威」だったでしょ。政策がどうこう以前に人格に問題あるぜ、純ちゃん。
画像は、クラスター爆弾による攻撃で左腕を失った男性。イラク戦争時、イラク中部ヒッラにて撮影。