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左翼=親ソでないということ。50年代後半から60年代にかけてソ連国家規定やソ連核実験の是非について左翼内部で激論がかわされていたということ。左翼の潮流で少なくとも、アナーキズムやサンディカリズムはソ連の抑圧的な体制に反対であるということ。ソ連崩壊はなんら驚くべき事柄ではなく、帝国主義包囲が続く限り、資本主義逆戻りは必然的に起こり得るということ。これらの問題がすでに50年代後半には議論されていたと思うし、自分が議論していたのなら、その当時の議論を抹殺して、ある所の共産圏=左翼思想などとして、ソ連崩壊に驚いて右派に転向したのだなどということは許されない。もし、50年代後半の時点で上記の事実を知っていたのなら、その上で「左翼は親中親ソなのだが」などと無知なふりをして単純化して述べるのはもはや思想的詐欺であって、許されることではない。この意味で元々から右派だった者より元左翼で転向して右派になった者の方が左翼からの追及は厳しいものとなる。誠実な思想の持ち主かどうか元仲間から永久に追及され続けるからである。50年代後半の論争は終わったことではなく、ソ連崩壊後いよいよ明らかになってきた現実のはず。皆が80年代の現実しか知らないと思って左翼=親ソ論を言うのは騙しである。左翼の限界を言うにも元左翼なら誠実な形で言わなくてはならない。嘘は許されない。