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□占領前から米軍はイラク人破壊工作員５千人をハンガリーで訓練 イラク人大学教授 [ML アラブの声]
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/77
占領前から米軍はイラク人破壊工作員５千人をハンガリーで訓練 イラク人大学教授
米国は侵攻前からイラクを破壊するためにイラク人をハンガリーで訓練し、占領後イラクに移送し、破壊活動を監督していた。以下はエジプトの与党機関紙、アル・アハーリーに５日掲載された憂国のイラク人大学教授（人間学）、ファーデル・バドラーン博士の評論と、それに関する投稿者とのＥメール会見の要旨である。
これほどの憎悪を抱き、これほどの残忍さを持って、これほどの愚かさの敵と遭遇するとは誰も予期していなかった。全ては理解の域を超えている。しかし別の視点から見れば、全ては集団殺戮計画に則って進行しているようだ。戦争は１３年間続いた（経済）封鎖から始まった。
米英軍による去年３月からのイラク侵攻期間中、インフラは完全に破壊された。学校、大学、研究所、浄水施設、廃水処理設備、発電・配電所、通信施設、放送・テレビ局、工場、鉄道、空港など、、、人々に役立つものやイラク人が半世紀に渡り営々と築き上げてきたものは、全て破壊された。
バグダード占領後、米英占領軍は、戦争初期の１７日間の空爆と、経済封鎖の期間中の度重なる空襲による破壊を免れた全残存物を焼き尽くし破壊する訓練をハンガリーで受けた５千人をイラクに移送した。
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【問い】ハンガリーを訓練地に選んだ理由は？
【回答】実際にはハンガリーとポーランドの２国で訓練されたが、ハンガリーのユダヤ人大資産家が資金を出したのでハンガリーの役割が大きい。
加えて、ドイツとフランスを孤立化させ、イラク参戦に反対する国は少数であるかの幻想を抱かせるために、出来るだけ多数の欧州国家をイラク占領に参加させようとした米国の意向があった。これは世界の世論を味方に付けるために、米当局が必要としていた政策だ。
更に、共産陣営崩壊後ハンガリーもポーランドもマフィアとマネーロンダリング（資金洗浄）の温床と化していたこともある。
また、旧東欧諸国にも、イラク侵攻に関して少なからぬ協力が割り振られた。そこでチェコは戦争プロパガンダで協力、ラジオやテレビ局は、かつてのイラクの友好国であったチェコを戦争と占領準備報道の拠点とした。それに対してソ連崩壊で挫折していたイラク人の旧共産主義者たちが手を貸した。彼らにはＣＩＡに協力する以外に、生活費を得る道も、定着していたこれら東欧諸国に残留し続ける方途も残されていなかったのだ。
【問い】誰が訓練を実施したのか？
【回答】８００人のカルビー（ＣＩＡの協力者であったアハマド・チャラビーを指す。カルビーとはアラブ圏で蔑視される「カルブ（犬）」の形容詞形）一味の連中だ。イスラエルの対外諜報機関モサドの要員も、トルコ経由でイラク北部に侵入する以後まで、（チャラビー一味と）一緒だった。
ガドル軍団（バドル軍団が正式名称。ガドルとは裏切りの意。イスラム革命最高評議会の民兵組織でイラク愛国者グループから蛇蝎の如く忌み嫌われている）は、侵攻開始５〜９日間に、防衛隊員が警備していた国家施設を放棄させ、カルビー軍団と米軍の任務遂行を容易にすべく、防衛隊員を暗殺するという別の役割があった。
クルド人の（親米２大政党の首領）バルザーニーとタラバーニーは、司令部が空襲されるたびに居場所を変えていたイラク軍と政府高官たちの拠点を探索する訓練を受けていた。彼らはＧＰＳを利用して拠点の位置を米軍に知らせ、米軍はその情報に基づきロケット弾を撃ち込んだ。このことは戦争初期段階の彼らクルド人から供述が得られている。
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バグダード陥落後、訓練を受けた者たちは米軍のジープに乗り、機関銃を手にして目指す建物に猛烈に発砲し、破壊し、中にあるものを盗み出し、放火した。彼らは事前にガソリンなど燃焼物質を事前に建物の特定場所に散布し、点火した。その間彼らは、失敗したら再点火するために、燃焼の状態を近くで観察していた。この一連の作業は、占領軍の保護の下に実行された。すなわち、米軍戦車が建物の前に陣取り、放火作業が完了すると、次の目標の建物に移動するという具合である。
放火と略奪の目標となった建物には、図書館、研究所が真っ先に血祭りに上げられた。貴重な学術文献が盗み出され、各省庁の資料庫が炎上した。
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【問い】放火と破壊の理由は何か？
【回答】一つには、破壊することで、再建という口実でイラクの富を略奪する米国企業の仕事が増える。これは占領が安定して２週間後にイラク電報電話局が破壊されたことで明らかだ。この破壊が米国務長官コリン・パウエルの要請に基づいて実行されたことは、誰もが知っている。理由は、彼自身が米通信会社の大株主だからだ。
第二点は、イラクのインフラを破壊し、１９７４年の石油国営化後の水準に引き下げることだ。アメリカは決してインフラの復興をしない。米国はイラクを米国に反対する者への（見せしめの）模範例としているのであり、主張するように民主主義の模範例にしようとしているわけではない。
【投稿者注：米国が復興事業に手を付けない理由として、イラク人の失業率を高くしておく政策が指摘されている。失業者が減少すると、新イラク軍や警察に応募する者が居なくなるからである】
第三点は、老朽化した建物も含め、政府の建物に放火する重要な目的がある。書類や資料、組織、条例、各種研究、政策、実験などイラクの記憶を抹消することで、イラクのアイデンティティーを歪め、アメリカの計画に基づき国の構造を作り直すのに貢献するのだ。それによりアメリカと、イランを含む占領に協力した同盟国の目的を達成することが出来るのだ。
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占領とその破壊により、教育機関の大部分は使用不能となった。研究者や学生は文献資料の消滅や、学識者の暗殺により大災難に見舞われた。前学期にはイラクで前代未聞の出来事があった。愚か者たちが教育機関から大学の進級試験問題を盗み出し、市場で他の一般的な商品と同じように売り出したのだ。数学の問題は幾ら、化学は幾らといった具合だ。数問纏め買いすると値引きがある。母親連が子供のために競って買った。
質問と解答を無料で入手した幸運な者も居る。ガドル軍団やイスラム革命最高評議会、チャラビー・ギャング団（前述）の子息たちだ。試験問題販売人の中には高い値で売る者も居る。何故か？ 教育局印刷の本物の試験用紙だからだ。
数百の学校の（心ある）教師は、黒板に解答を書いて、「（一部の特権階級に解答を）独占させないために、無料で解答を広めろ」と学生に語った。占領軍がスキャンダルを隠すために引っ張ってきた文部大臣は、限定された学校を選びそこの全学生を落第させた。報道機関へのアピールを狙ったものに過ぎないが。何故なら、その後再試験が行われたが、以前と同様にごまかしや試験問題の売買が復活したからだ。我々教員は大臣を非難したが、彼は意に介さず、「このような学生の一部は、（占領軍の）手先の子弟で、『文部省が不正禁止通達を撤回しなければ、私や教育監査官たちを殺す』と脅迫するのだ」と弁解した。
【同博士は、バグダード大学の学長などイラク人学者が暗殺された例を８０件ほど実名と役職を挙げて紹介しているが省略する】
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/1004/badran_moqabla_051004.htm
アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。