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【ワシントン=菱沼隆雄】9日付米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、イラクの大量破壊兵器を捜索していた米調査団が6日に公表した最終報告書の非公開部分に、イラクのフセイン前政権が石油利権を割り当てた外国企業と個人のリストがあり、この中に米石油会社4社と3個人の名前があがっていると報じた。
シェブロン、モービル、テキサコ、ベイオイルの4社とヒューストンの石油業者オスカー・ワイアット氏ら3人で、96年から2003年の間に計1億1100万バレルの石油販売権を受け取ったという。こうした取引は、国連の石油・食糧交換計画に基づき行われていれば違法ではない。これまで、仏露など対イラク開戦に反対していた国の企業が関与していたことは数多く報じられている。
(2004/10/9/21:44 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041009id28.htm