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【カイロ=岡本道郎】9日付エジプト紙アル・アハラムによると、同国シナイ半島の保養地タバで7日起きた連続爆弾テロに関連、エジプト治安当局は8日、地元住民など容疑者12人を拘束、爆発した車に積まれた爆弾の入手先経路などについて事情聴取するなど、本格捜査を開始した。
一方、「犯行声明」は、これまでに「世界イスラム集団」、「タウヒード(神の唯一性)・イスラム隊」、「殉教者アブドラ・アッザム隊」と名乗る無名の3つの組織から、報道機関への電話やイスラム系ウェブサイトを通じて出され、情報は錯綜。
いずれも信ぴょう性は不明だが、組織名に国際テロ組織「アル・カーイダ」のイデオロギーやウサマ・ビンラーディンのかつての同志の名前が見られることから、同組織系、もしくは思想的に共鳴している組織である可能性は高い。
9日付アラブ圏有力紙アル・ハヤトが報じたタウヒード・イスラム隊の声明は、「ユダヤ人は代理人たるエジプト政府とともに、イスラムの地(エジプト)を不信心者の享楽の場所に変えた」などと、タバの腐敗ぶりを強調した上で、構成員4人が自爆作戦を行ったと主張。作戦遂行の理由については、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス創始者アハマド・ヤシン師暗殺に対する報復としているが、同時に、「イスラム教徒の母たちはビンラーディンやアイマン・ザワヒリなど神に祝福される人物を産み出すのだ」などとアル・カーイダ首脳を礼賛しているのが注目される。
(2004/10/9/22:05 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041009i212.htm