現在地 HOME > 掲示板 > 戦争61 > 206.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
侵略枢軸の、中東動乱においての戦線拡大の必要性は高まっている。計画した「イラク平定」が、余裕の無い、追い込まれた上での計画で行ったものであるため、米国内では調査団の報告書をはじめとして、様々なボロがでて多くの嘘が明らかとなり、ブッシュ政権には不利となってきている。
イラク情勢は明らかに侵略枢軸に不利に展開している。
アフガニスタン大統領選挙は結果がどう出るか判らない。カルザイが勝利しても、安定化するとは思えない。
これらが、米国大統領選に影響する。
これらから逃れるには、「大変化」を造りだすのが最も有効な筈である。
中東動乱は、さらに拡大させる。
イスラエルを動乱に対し、兵力として、また謀略力として、より広く深く参加させる。
その為には、イスラエル人の戦闘意欲をさらに高める必要があろう。
今回のエジプトでのホテル爆破事件などはこれに繋がる疑いがある。
ホテルはイスラエル資本により建設されたものである。自動車だけによる爆破は疑わしいものだ。イスラエル人の観光客を装って爆薬を仕掛けるのは簡単だろう。警備員も客もイスラエル人であれば簡単にテロは起こせよう。無防備な味方を殺害するのは簡単だ。
イスラエルのハーレツ紙は、「ハマス」とは別の組織の可能性が高いと指摘している、とのことだ。東京新聞のカイロからの報告では、「用意周到な計画性からパレスチナ過激派以外のテロ組織による犯行との味方が高まっている。」とのことである。
犯行グループが何であれ、イスラエル人の間で危機感はさらに高まり、軍国主義への国民の傾斜は強まるだろう。反対派も増えるだろう。分裂は深まって行くのである。
米国大統領選は大事件により、延期するのが最も望ましいと考えられるであろう。勿論、侵略枢軸にとっては、である。
しかし、無理はせずに、ブッシュが不利なら、ケリーに勝たせて、彼に軍国主義に傾斜させる方法も採り得る。クリントンも末期にはそうであった。
中東動乱を激化させて、ケリーに、
「苦境にあるイラクを見捨てるわけには行かない。助けなければならない。」
「存亡の危機に至ったイスラエルを見捨てるわけには行かない。助けなければならない。」
と、言わしめればよい訳である。米国国民の多くは納得しないであろう。かくして、米国でも分裂は深まる。
ケリーは「おお化け」する可能性があるとみる。
しかし、中東動乱は激化させるほどイスラエルの存続は危うくなる。米国の経済と政治も同じくである。
侵略枢軸の者達は、自ら白旗を上げて、「停戦しよう。」さらに「和解しよう。」と言えるであろうか?
それは難しいだろう。さらに、相手方も停戦さらに和解とは行かないであろう。ベトナム戦争もサイゴン陥落で終わった。
最期には、自ら決着を付ける結果となることを予測するのである。これは、潔い意味での事ではない。むしろ、逃げる意味での事である。
ここでは、今現在とはまた別の動乱の激化が考えられる。
私は、かなり前から「侵略帝国主義の本体」の「末路・消滅の姿」を予想している。
その姿とは…「狂い死に」である。
日本人にとって判り易いイメージを提供すれば、それは、「四谷怪談」の一方の主人公の「伊右衛門」の死に至る姿である。
すでに、回りに向かって、見境い無く刀を振り回しているではないか。
2 81 +−(『90』)