現在地 HOME > 掲示板 > 戦争61 > 1659.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 「同じ」の意味を変えて言っただけだろ 投稿者 あそうずら 日時 2004 年 10 月 31 日 10:29:05)
>個の抽象につながる「平等主義」と個にこだわる「差異主義」は大きく違うの!(本文なし)
「同じだから大事にしよう。」というのと
「違うから大事にしよう。」というのとでは違うという事ですね。
「同じ」というのは何が同じなのでしょうか?
人間であるという点ですね。
「同じ人間であるという事で平等に尊重しよう」という事ですかね。
「違うからそれぞれ尊重しよう」という場合は、
「違う」→「だからそれぞれの個を尊重しよう。」
という論理になると思うのですが。
同じ人間ではあるけど個性は違い、それぞれの個性はかけがえの無いものだから
そのかけがえの無い個性を尊重しなければならないという事ですね。
それは、人間である事を尊重する理由にはしていないように一見みえますね。
しかし、
個は違うのだから、平等というのは違う個を同様に尊重しようという事となり
「違う」ものを対等に扱えという事ですね。
つまり、人間を平等に扱い、
個性もそれぞれの人間にとってかけがえの無いものだから平等に扱うという事ですね。
つまり、「【同じ人間なんだから】個性は違ってもあるいは個性が違うからこそ
平等に扱うべき」という論理ではありますまいか?
あっしらさんの文章はいつも興味深く拝見しております。
しかし、この件では、ちょっと分が悪いような気もしますね。
>個の抽象につながる「平等主義」と個にこだわる「差異主義」は大きく違うの!(本文なし)
と書かれておりますが、
個性に差異があっても、それぞれの個性を尊重するのは「差異主義」では無く「平等主義(同じ人間なんだから)」だからこそじゃないですか?
個性の差異に着目するのはむしろ「不平等主義」でしょう。
美醜に着目する人は不平等主義だという事ですよ。
不平等主義者は具体的に述べ、
平等主義者は抽象的に述べるものだと思います。
抽象的である事が何か言説として劣るという判断は間違っていると思います。
「真実は具体的である」というのが保守主義(不平等主義)であり
「理想に向かって現実を変えていく」というのが革新(平等主義)です。
国益を主張する人々は自国と他国を平等に扱えないからこそ国益を主張するのです。
しかしかならずしも革新(平等主義)がいいとは言ってませんよ。
「中東の民主化」という名の革新的帝国主義もありますし。
これが現代のトロツキズムという論者もいるようですが、
この評価は識者の方に伺いたいものです。
結局はどのような理念を掲げその普遍化(平等化)に向け努力するのかという
理念そのものについての論議が一番重要です。
民主主義という理念も疑問になってきた今日この頃です。
自然や人間などのどの理念を主要な価値観として主張するのかについての議論が
最も重要だと考えます。
話がそれましたかね?