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武装勢力、バグダッドに浸透…香田さん殺害で裏付け
【カイロ=岡本道郎】香田証生さんの遺体がバグダッド中心部で発見されたことは、反米武装勢力が首都中心部と周辺に強固な拠点を持ち、不気味に暗躍、浸透していることを裏付ける。
遺体が発見されたハイファ通りは、チグリス川西岸にほぼ並行する形で北西から南東に走る。旧フセイン政権時代には、政権高官やシリアなどアラブ諸国のバース党員などのために高級住宅やアパートが建てられた。
フセイン政権崩壊後は、これら住民が退去、旧政権残党や外国からのイスラム武装勢力が入り込んだ。
古くからの町並みも残っており、極めて保守的な土地柄でもある。武装勢力は、戦車が入れない狭い小路やところどころに設けられた「武器庫」を使い、同通りの南東端に広がる米大使館やイラク暫定政府庁舎などのある「グリーンゾーン」に迫撃砲攻撃などをしているとされる。首都での米・イラク軍と武装勢力の「最前線」と言える地区だ。
外国人誘拐も当初は、武装勢力の拠点ファルージャ周辺部で始まったが、今夏以降、バグダッド市内の住宅や事務所を集団で襲撃、直接拉致する「押し込み型」にパターンが変わり、「外国人狩り」とも言うべき危険な状況が生じていた。香田さんを拉致した、ザルカウィ容疑者率いる「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」も、首都の西約50キロのファルージャが本拠地とされるが、香田さんの遺体発見状況は、ザルカウィ一派がバグダッド周辺にも活動拠点を持っていることを示している。
(2004/10/31/21:50 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041031id21.htm