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米軍少佐、「不明の爆発物は開戦後に回収」
2004.10.31
Web posted at: 14:31 JST
- CNN
(CNN) イラクの首都バグダッド近郊にある軍事施設から核兵器の起爆剤になる強力な爆薬HMXやRDXなど約380トンがなくなっていた問題で、米陸軍のピアゾン少佐は29日、米国防総省で記者会見を開き、自分の指揮部隊が昨年4月に問題のアルカカア軍事施設でプラスチック爆弾など200〜250トンを発見し、回収して破壊したことを明らかにした。米国防総省はこれまで、所在不明な爆発物はイラク戦争開戦前に旧フセイン政権が移動させたようだとの見解を示していた。
ピアソン少佐は会見で、米軍がバグダッド南のアルカカア軍事施設に到達した10日後の4月13日、自分たちの部隊が同施設で爆薬TNT(トリニトロトルエン)やプラスチック爆弾、起爆コード、白色蛍光弾など計約250トン分を回収し、破壊処理したと説明。
「国際原子力機関(IAEA)の封印には気づかなかった。それを意識して探そうとしていなかった」とピアソン少佐は話した。
国防総省のディリタ報道官は、ピアソン少佐の部隊が回収した爆発物に、イラク戦争開戦前までIAEAの監視下にあり、その後所在不明となったRDXが含まれていたかどうか、確認できないと認めた。
IAEAは25日、核爆弾の起爆剤に使われる爆薬などIAEA監視下にあった爆薬約340トンがイラク戦争後、米軍による警備体制の不備から所在不明になったと国連安保理に報告した。
国防総省高官はこれまで、行方不明になった爆薬は旧フセイン政権が開戦前に移動させたと説明していたが、4月半ばにその一部を米軍が発見し処理したとする今回の会見内容は、それと矛盾することになる。
さらに、昨年4月当時、第101空挺師団に同行取材していたミネソタ州ミネアポリスのテレビ局クルーが撮影した映像がこのほど浮上し、国防総省のコメントに疑問を投げかけている。ミネアポリスのKSTPテレビは、ピアソン少佐の部隊が爆弾250トンを回収したという4月13日のさらに5日後に、アルカカア施設を訪れて撮影。
当時の撮影に参加していたステイリー氏は、アルカカア施設に入った空挺師団の部隊は、何か封印を破って倉庫に入り、粉末状の爆薬が入ったタルをいくつも見つけたという。
CNNが、このKSTPテレビの映像を元国連核兵器査察官のデビッド・ケイ氏に見てもらったところ、ケイ氏は米兵らが破った封や、IAEAが使っていたもので、タルに入った爆薬は、「HMXかRDXのどちらかだ」と断定し、IAEAが所在不明と報告したものの一部だと述べた。
イラクで所在不明となった爆薬について、米民主党大統領候補のケリー上院議員は、ブッシュ政権の管理能力不足が原因だと強く批判。これに対してブッシュ陣営は、爆薬は開戦前にフセイン政権が移動したもので、事実関係を正確に把握しないまま結論を急ぐケリー氏は軽率だと逆襲していた。
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http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200410310008.html
参考:
不明の爆薬めぐり応酬 ブッシュ、ケリー両陣営(asahi.com)
http://www.asahi.com/special/usaelection/TKY200410280326.html
大統領選の決定打になるか。占領後に消えた爆発物の証拠ビデオ。【msNBC】
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/1366.html
投稿者 Sちゃん 日時 2004 年 10 月 30 日 01:09:43:4kC3WMVanvmFc