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(回答先: 保養地で連続爆弾テロか=イスラエル人ら30人死亡−エジプト 投稿者 rand 日時 2004 年 10 月 08 日 09:17:43)
エジプト北東部シナイ半島のタバの高級ホテル、ヒルトン・タバ・リゾートのロビー付近で7日夜(日本時間8日未明)、大きな爆発があり、ホテルの一部が倒壊した。AP通信によると、イスラエル警察は同国の観光客ら少なくとも30人の死亡を確認、負傷者も160人を超えたとしている。
タバ南方のリゾート2カ所でも7日夜、爆発があり死傷者が出たとの情報がある。イスラエル軍放送は同国治安当局者の話として、タバのホテル爆破では自動車爆弾が使われたと伝えており、手口などから国際テロ組織アルカーイダ系イスラム過激派がイスラエル人を狙った同時テロの可能性がある。犯行声明は出ていない。
エジプトで起きた大規模テロとしては1997年に南部ルクソールで日本人観光客ら計62人がイスラム過激派に殺害された事件以来で、ムバラク政権は衝撃を受けている。
死傷者は主に観光などで宿泊中のイスラエル人とみられ、負傷者はイスラエルのエイラートなどに搬送された。同ホテルはイスラエルとの国境近くの紅海沿岸にあり、10階建てで計410室。目撃者はイスラエル軍放送に対し「ホテルの前面は完全に崩壊した。床には何10人もの人々が血まみれになっている」と述べた。
7日はユダヤ教の祝祭期間中。イスラエル政府は同日、シナイ半島に滞在中の観光客らイスラエル人1万人以上に退避勧告を出した。8日には救助活動などのため、エジプト政府の許可を得て現場付近にイスラエル軍部隊を派遣した。
イスラエル国外で同国の権益を狙った大規模テロは、昨年11月のトルコのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)での自爆テロ以来。イスラエル外務省は9月、シナイ半島の観光地でテロリストが攻撃を企てている「具体的な可能性がある」と警告していた。(共同)
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■タバ エジプト北東部のシナイ半島の付け根に位置し、イスラエル国境に接するリゾート。紅海最奥部で、ヨルダン、サウジアラビアにも極めて近い要衝。第3次中東戦争(1967年)で、イスラエルがタバを含むシナイ半島全体を占領。79年に結ばれた両国の平和条約を受け、82年までに半島の大部分はエジプトに返還されたが、タバだけは89年に返還された。93年の暫定自治宣言後、爆発が起きたヒルトン・タバ・リゾートは、たびたびパレスチナとイスラエルの和平交渉の舞台にもなった。(共同)
(10/08 08:50)
http://www.sankei.co.jp/news/041008/kok016.htm