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(回答先: 米同時テロ:ビンラディン容疑者が犯行認める [毎日新聞]【「ウサマ・ビンラディン氏」表記を改めると(笑】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 30 日 12:37:01)
【カイロ=岡本道郎】カイロ時間29日夜(日本時間30日未明)に放送された国際テロ組織「アル・カーイダ」指導者ウサマ・ビンラーディンの映像は、ブッシュ大統領に対する執ような攻撃や米国民に向けた言葉から、11月2日の米大統領選に「ブッシュ落選」を狙って“参戦”したものと見ることができる。
ビンラーディンの映像は昨年9月、アル・カーイダの副官アイマン・ザワヒリと2人で山岳地帯を歩いている様子をアル・ジャジーラが放映して以来。過去放送されたビデオと比べると、正面を向き演説する姿をとらえたものは極めて異例。「米国民に言おう」という言葉もあり、映像からはビンラーディンが米国民に向かって呼びかけているような印象を受ける。
内容はブッシュ大統領に対する非難の繰り返し。2001年9月11日の同時テロ当日の対応について、ブッシュ政権がテロに気づくのが遅すぎたため、実行が容易になったと主張するなど、「テロ対策」を看板にするブッシュ大統領の「対応の誤り」を攻撃した。
また、「ブッシュ(米大統領)は9・11から4年目に入っても、(9・11の)真相を隠し、国民を欺き続けている」とも主張。そのうえで、「なぜ我々は(米国を攻撃し、同じ西側の国)スウェーデンを攻撃しなかったのか」「我々(イスラム教徒)の安全を脅かさない以上、いかなる国家も安全だ」などとして、米国が現在の中東政策を大幅に転換すれば、対米敵視を変更する可能性を示唆した。
ビンラーディンは、湾岸危機の際にブッシュ現大統領の父親のブッシュ元大統領がイスラム2大聖地を抱えるサウジアラビアに米軍を駐留させたことに激しい憎悪を抱き、それが対米敵視の原点の1つだったことが知られている。また、同時テロ事件後はブッシュ政権の対テロ戦争、タリバン掃討の軍事作戦に追われ、ブッシュ政権への憎悪を募らせていた。こうしたことから、米大統領選をにらみ、「ブッシュ落選」を画策したと見られる。
ビンラーディンは屋内で撮影されたとみられる映像で、白いターバンを頭に着用、白い民族衣装に金色の上着を羽織り、終始落ち着いた口調で、用意した草稿を読み上げた。また、発言には、過去の声明で多用された宗教用語も少なく、米国民への訴えを強く意識したことをうかがわせた。
(2004/10/30/14:34 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041030i204.htm