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侵略戦争賛美の「つくる会」教科書の採択を許すな!(革マル派「解放」1835号、1836号))
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/1309.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 10 月 29 日 11:51:54:0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: 東京都の選定資料にあっと驚くばかりです(AML9月18日)---米永邦雄を含む東京都の教科書選定は出来レース 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 10 月 29 日 11:18:18)

革マル派「解放」1835号(2004年9月13日)
http://www.jrcl.org/

都立白鴎中・高一貫校

侵略戦争賛美の「つくる会」教科書の採択を許すな!

 中国・東南アジアへの日本帝国主義の侵略戦争を、「大東亜戦争」として記述し賛美している歴史教科書――「新しい歴史教科書をつくる会」編集の中学生用(扶桑社版)――がついに、都立の普通校としては初めて採用が決定されてしまった。
 八月二十六日に開かれた東京都教育委員会において、〇五年四月に開校予定の都立中高一貫校・白鴎高校付属中学校(台東区)では扶桑社版の教科書を使うことが、六人の委員のうち五人が推せんして決められてしまった。形式上は八社の教科書が検討された、とされているのだが、北朝鮮による拉致問題の扱いや日本の文化や伝統、神話の扱い方がもっともよい、という理由で「つくる会」教科書が採用された。
 全国的にみて、公立中学校での「つくる会」教科書の採択は、二〇〇〇年の愛媛県立中高一貫校以来二例目である。都教委はすでに二〇〇一年八月に扶桑社の中学校歴史・公民教科書を都立養護学校の一部で採択してきている。
 小泉にも、アメリカの権力者にも「ノー」ということを完全にやめてしまったファシスト知事・石原は、都内の中学校への「つくる会」教科書の全面的採用を視野に入れて、二〇〇五年開校予定の都立白鴎・中高一貫校(現在は白鴎高)の顧問に、都教委の米長邦雄とエリート選別教育の推奨者である三浦朱門とをすえた(二〇〇四年一月)。都立の中学校であることを利用して、都教委が直接のりだすかたちで採択をおこなったのだ。――なお、中高一貫校とされる予定の都立高校は他に小石川、富士など十校が指定されている。これらの中高一貫校でも、「つくる会」教科書の採択がたくらまれるであろう。
 自民党の安倍晋三幹事長は「日本の前途と歴史教科書を考える議員の会」が開いた国会議員・地方議員合同シンポジウムで「歴史教育の問題は憲法改正、教育基本法改正の問題と表裏一体の重要問題」と発言した(六月十四日)。
 「つくる会」教科書の公立校での採用問題は、国家権力者みずからがあけすけに語っているように憲法・教基法改悪問題とひとつながりの問題なのである。まさに風雲急をつげている!
 「つくる会」の副会長――日本共産党からの脱落ファシスト藤岡信勝は昨〇三年五月にすでにのべていた。「白鴎中学校で扶桑社(版)が採用されれば、その与える影響はきわめて大きなものになる。……平成十六(〇四)年の教科書採択で一ヵ所でも成功すれば、二年後のいっせい採択での勝利の展望が開けるだろう」と。(「つくる会」の会報『史』二〇〇三年五月号)。
 稀代の破廉恥漢―藤岡は同『史』紙上で「南京大虐殺や朝鮮人強制連行は日本を糾弾するために捏造された嘘」だと叫びたてている。
 「日本の戦争目的は、自存自衛とアジアを欧米の支配から解放し、……『大東亜共栄圏』を建設することであると宣言した」というように、日本の侵略戦争を全面的に肯定し賛美するかたちで記述される「つくる会」教科書は、執筆者のイデオロギーの直接的表現であることにとどまらない。ネオ国家主義者がこぞって、この教科書の採択にむけて大合唱をおこなっていることにしめされるように、日本の国家権力者たちが、戦争のできる「普通の国」にふさわしい国民の育成をねらい、「二十一世紀の国家像」「国家戦略」のねりあげを急いでいることと不可分なのである。――日本経団連は「国の基本問題検討委員会」を設置(〇四年五月)して、公々然と憲法改正*竭閧ぶちあげた。「連合」の笹森執行部・自治労本部がこれに歩調を合わせて対応しはじめた。
 「つくる会」教科書採択問題は同時に憲法・教基法改正問題でもあるのだ。
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石原=都教委による「つくる会」歴史教科書採択を許すな!

革マル派「解放」1836号(2004年9月20日)
http://www.jrcl.org/

東京都教育委員会は、〇五年四月開校予定の都立白鴎高校附属中学校で使う教科書として、「新しい歴史教科書をつくる会」編集の扶桑社版歴史教科書を、多くの反対の声を押しきって採択した(八月二十六日)。日本帝国主義の対アジア侵略戦争を「アジアを欧米の支配から解放するための戦争」だと強弁しているだけでなく、南京大虐殺・朝鮮人強制連行・従軍慰安婦などの国家的戦争犯罪を「歴史」から完全に抹消し、さらには「神武」以来の皇国神話を復活させてさえいるのが、この「つくる会」教科書である。この極反動教科書の採択を、すべての労働者・学生・市民は弾劾しよう!
 ネオ・ファシスト石原勅選≠フ教育委員たちは、「一人」の反対を除いてこぞってこの「つくる会」教科書の採択に賛成した。「東京のヒトラー」と呼ばれている横山教育長をはじめとして、「日の丸・君が代」強制に反対する教育労働者を「ガン」呼ばわりして「徹底的に根絶せよ」と叫んだ鳥海巖(元丸紅会長、石原の同窓生)や「職務命令を出さなかった校長を呼んできて謝罪させろ」と喚(わめ)いた将棋指しの米長邦雄などの札付きのファシストどもが、その先頭にたった。
 彼らは、「東京都の教育改革」の目玉の一つである中高一貫校開設(白鴎が最初)を、同時に「つくる会」教科書を一挙的に拡大するための突破口たらしめようとしている。都はつづけて十校の都立中高一貫校の開設を決定している。都立(つまり都教委直轄)の白鴎中等部で「つくる会」教科書を採択することを皮切りにして、開設予定のすべての都立中高一貫校中等部でこの教科書を採用することをたくらんでいる。いやそれだけではなく、この「実績」をたてにして、来年八月の全国一斉中学校教科書選択にさいして、都内の市・区立中学校で(さらには全国都道府県の中学校で)「つくる会」教科書を大量に採択させる。――これが、「つくる会」とタイアップした石原=横山当局の策略なのだ。
 みずからが「つくる会」の賛同人でもある石原は、三年前の全国一斉採択時に、全国での採択率がゼロという状況にいきりたち、都立養護学校(中等部)での採択を強引におしこんだ。これにふまえて彼らは、都立としては初めての中学校となる白鴎から「一点突破全面展開」をはかるために、白鴎中高一貫校開設の顧問として三浦朱門と米長邦雄をおくりこみ、「日本の伝統文化の教育に力を入れる」ことを「学校の特色」として掲げさせた。まさに彼らは、石原式のネオ・ファシスト英才教育≠フモデル校として、白鴎を、さらには今後開設される都立中高一貫校をつくりだそうとしているのだ。
 過去の侵略戦争を賛美する歴史教科書の強行的採択は、まさに現在の日本国家がおこなっている戦争行為を肯定するためのものにほかならない。アメリカ帝国主義のイラク侵略戦争への自衛隊の参戦と多国籍軍という名の占領軍への一体化、この小泉政権の行為を正当化するとともに、北朝鮮や中国などにたいする民族排外主義を煽りたてて「国のために命をなげだす」ような精神を次代を担う青少年に付与するためにこそ、石原を先頭とするネオ・ファシストどもは、「つくる会」教科書の採択・拡大に血道をあげているのだ。この石原都当局の攻撃は、「日の丸・君が代」の教職員および子どもへの強制、そしてそれに抵抗する教職員への報復的懲戒処分攻撃と一体のものにほかならない。
 都当局は、夏休み中に強行した「日の丸・君が代」被処分者への「再発防止研修」につづいて、今後半年間にわたって「事故〔国歌斉唱時不起立などのこと〕再発を防止する」ための校内研修を反復的におこなうことを各校長に命令した。「教育課程の適正な実施に係る育成計画」にもとづく、と称するこの校内研修は、被処分者を出した学校全体にたいする見せしめ的懲罰であり、被処分者を孤立化させることを狙った攻撃である。さらに彼らは、いわゆる「六・八都議会横山答弁」にもとづいて、生徒にたいする「国歌斉唱時起立」などの「指導の徹底」を教職員に強制する新たな「通達」(職務命令)をだそうとしている。
 すべての教育労働者、とりわけすべての都立学校教育労働者は、この石原=横山都当局の反動諸攻撃にたいして、都高教などの既成教組指導部の闘争放棄をのりこえて、断固たる反撃の闘いを創造しよう! 組合の団結を下から強化しつつ、「『つくる会』教科書採択弾劾!『日の丸・君が代』強制・大量処分粉砕! 校内研修阻止!」の闘争を、労働組合を主体としてさらに大きくつくりだそうではないか! すべての労働者・学生・市民は、たたかう教育労働者と連帯し、石原と都教委のネオ・ファシスト的教育改革に反対する闘いを広範にまきおこそう!

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