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香田証生さんは24歳、いわゆ15歳から34歳までの、るニート(NEET)を構成する年齢層では最多年齢に属する若者だ。
彼の行動について親御さんがどれだけ苦しんでいるか、似たような子どもを持つ親として、推察に難くない。
仕事を求めるでもない、勉学に励むわけでもない。
この人たちがすでに100万人に達すると聞く。
親から見れば怠惰に見えるがさにあらず。
自分の意味合い(存在意義)を知ることに懸命なのだ。
納得できれば就労し勉学する行動が取れるのだろうが、社会的に納得させる要因はないのだ。特にこの日本の地において。
否、競争とその結果としての戦争と征服を必然とする帝国主義社会・世界において。
そして、眼前では構造改革に狂奔する現実の自民党政治が否応なく会社をつぶし、公共機関を解体し、無慈悲にも実直に生きた自分の親までリストラする。
こんな状況で実直に生きる(仕事に精を出す)ということの意味すら否定されて勉学意欲や就労意欲が湧くものか。
これは国にとっては大きなマイナスだ。
自己責任なんて都合のよい言葉でラチ被害者を非難するけれど、その言葉は彼らの勇気に比べていかに欺瞞的で詭弁であるか。
せめて「わたしが身代わりになる」とでも申し出る大臣が居るなら別だが。
若年労働力を長年採用を抑えてきた結果として、労働力と技術力が低下すること必定。
人口も減るし(彼らは結婚しない)国が滅びる。
すでにNEETは最年長で34歳にも達している。社会不安の要因だという。
しかしようく考えても見たまえ。
彼らこそ自分の存在意義を掴み取ろうとして、必死にもがいているのだ。
あえて自らを落命という危険に晒してでも、他人(競争や戦争に明け暮れる大人)に迷惑をかけてでも自分探しにまい進する。
NGOですらイラクにはいけなくなってしまった。
彼らは大人たちの敷いた既成のレールからは無縁の存在だ。
純粋な発想からイラクへ行ったとしても、それが今の今、大きな反戦運動への貢献となっていることは否めない事実である。
なんとしても自衛隊を撤退させること、生きて香田証生さんを帰国させよ。