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■2004/10/27 (水) パレスティナに戦争見物に行った馬鹿の同類じゃ…。
4時起床。『やじうまプラス』の本番中に日本人がイラクで拉致されたニュースが飛び込んできた。http://www.sankei.co.jp/news/041027/kok020.htm。おそらく日本でもっとも早くぶっつけで解説を求められてここが切所と冷や汗を書きながら分析する。あとから見れば見当外れなこともあるとは思うがこういう時は直感を信じるしかない。人質の第一印象として私が感じたのは「これはプロではないな」ということであった。長髪で髭もなくてイラクをウロウロするなどというのは現地を知っている人間なら絶対にしないことだ。目に力がなく自衛隊のことを「日本自衛隊」と言っている知識のなさから言っても自衛隊員や政府関係者はもとより報道関係者やNGO活動家でもないと感じた。もっとも「自称」はこの限りに非ず。誘拐犯はサマワの自衛隊に関係する日本人だと言っていたがこれは絶対にあり得ない。サマワで日本人がいれば自衛隊は怒りつつも全力で保護するはずであるし現地で宿営地の外で自衛隊のサポートをしていたのは私がいた当時はイギリスのセキュリティ会社であった。今後人質の正体が明らかにはなるだろうがそれが政府の決断を左右することがないのは確かだろう。イラクは先日からラマダンに入り治安は極度に悪化していた。報道はもっともらしく「宗教的情熱が高揚して」などと書くが、なに腹が減ってイライラしているのである。最後まで残っていたバグダッドの大手メディアも続々撤退を始めていたと聞く。そんなさなかに何を考えてイラクに入ったのか。犯人がザルカウィ一派とすると前回の劣化ウラン坊やたちの解放に「奔走した」(嘲)ブローカーもといイスラム坊主たちの影響力はほんとど効かないと見ていい。そもそもザルカウィ一派はイラク人ですらなくイラクの心ある人々にとっては憎むべきテロリストなのである。今回もまたテロリストではなくレジスタンスだと言う馬鹿が出てくると思うので予めここに書いておく。劣化ウラン坊やたちの時のいわば愚連隊と異なり彼らは国際的ネットワークを持ち情報収集もおそらく日本国政府より優秀だ。この時期の誘拐は11月の米大統領選と12月の自衛隊駐留期限切れを睨んで絶妙のタイミングといっていい。たとえ人質がどういう人間にしろ政府には自国民を救出する絶対的な義務がある。その意味でこの時点でいきなり「自衛隊は撤退しない」と言った小泉さんの交渉力のなさは後に非難されることになるだろう。
http://www.diary.ne.jp/user/31174/