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黒幕は?サパテロ、バスク、モロッコ、フランス?:スペインで飛び交う様々な「311陰謀説」
「311陰謀説」といっても、その黒幕は決してCIA、MI6、モサドといったおなじみの顔ぶればかりではありません。スペインの言論・出版界、ネットなどで飛び交っている「陰謀説」の主役は、むしろ社会労働者党につながる筋(中央情報局、国家警備隊、国家警察内部にいる社労党シンパ)なのです。
これは今年3月14日の総選挙で国民党が敗北した直後から、国民党関係者の間でささやかれ始めたものです。3月11日の列車爆破事件から14日の選挙までの間に起こった出来事が、すべて国民党にとって裏目裏目に出たものであり、さらに選挙前日の13日にマドリッドなどの国民党本部にインターネットや携帯電話連絡で扇動された大勢のデモ隊が押しかけ、挙句には「国民党による軍事クーデター説」まで飛び出して、それが選挙結果に影響したのではないか、そしてこれらの一連の出来事は誰かによって演出されていたのではないか、というような言葉が、選挙直後にマリアノ・ラホイ党首ら党幹部の口から発せられていました。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/229.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 3 月 30 日 22:42:30
3.11再検討(事実関係編 その2)
http://www.cadenaser.com/static/especiales/documentos/11m/tresdias.htm
TRES DÍAS DE MARZO(cadenaser.com)
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もちろん、彼らが3月11日までETAを散々に選挙戦に利用してきたことに対しては一切口をぬぐって、「夢にすら思わなかった敗北」に対する『被害者意識』だけが膨らんでのことでしょうが、当然のことながらこれが「勝者」である社会労働者党とサパテロにつながっていくわけです。
また国民党は、自分がETAを選挙戦に利用し、3月11日の爆破事件が起こった時には完全に「ETAの犯行」と信じきっていたようですから、これまた必然的に「社労党の陰謀」にETA(の裏切り?)がつながっていきます。事件以降、世界中の新聞がすべて「イスラム・テロ」を掲げているときでも、スペインの国民党周辺だけは別世界のように「ETA主犯説=社労党陰謀説」で凝り固まっていったのです。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/325.html
日時 2004 年 4 月 01 日 18:40:03:
アスナール夫人「我々全員、ETAだったと思っている。他はありえない。」(まだ言ってるよ)、その他
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そして国民党シンパの知識人、言論人たちが盛んに「社労党の陰謀」を叫ぶようになります。当然これは、国民党筋からの要請があってのことでしょう。つまり、社会労働者党の幹部(情報によってはその裏にいる貴族の大物)が、国家中央情報局(CNI)や国家防衛隊(Guardia Civil)、国家警察内の社労党シンパを使って(具体的にはETAを動員して)、3月11日の列車爆破、およびそれから選挙までの国民党追い落としの陰謀を実行した、というものです。
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http://www.basque.indymedia.org/es/2004/03/13601.shtml
Pérez Rubalcaba y la 'mano negra' del 11-M
http://www.elmundo-eldia.com/2004/08/27/illes_balears/1093557616.html
(エル・ムンド編集:8月27日:記者たちは「国民党政権を嵌めた311は陰謀の結果だ」と主張する)
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一方では、ちょうど日本の2チャンネルなどにあたる電網情報サイトではその「陰謀論」がどんどん膨らんでいき、その「陰謀」の先には黒幕として、モロッコのモハメド6世や、フランス政府がいる、という話になってしまいました。
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http://foros.recoletos.es/foros-expansion/thread.jspa?forumID=75&threadID=41463&start=45&tstart=0
¿Quién puso las bombas?
http://www.liberalismo.org/bitacoras/3/1250/
liberalismo.org投稿集(7月20日)
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スペインの右派的な若者たちは、素朴なナショナリズムに凝り固まって「反フランス」「反モロッコ」ですぐにまとまります。ちょうど日本ですぐに「反中国」「反韓国」になるのと非常によく似ています。「フランスはブルボン王朝以来スペインの宗主国気取り」であり、また「スペインが植民地化を試みたモロッコはフランスと組んでスペインを追い出し、さらにスペイン領であるセウタ、メリージャ、ペレヒル島を自分の領土だと主張しているけしからぬ国」である、というわけです。したがってやや右派的な若い世代は、フランスと組むよりはむしろアメリカに近づきたい感性を持っています。
そこで「フランスとしては、ブッシュに同調しEUのまとまりを壊そうとしていたアスナールが邪魔だったから、社労党とETAを使って311を起こさせてスペインを再び従属させた」一方では「領土問題で対立しているモロッコのモハメド6世はモロッコ人のイスラム過激派を使ってスペイン人を大量虐殺した」という主張になり、中にはそれらを統合して『フランス、モロッコ、アルカイダ、社労党、ETA、バスクとカタルーニャの民族主義者』のすべてが共謀して311を起こした、といった極論まで飛び出しています。
このような説は、案外スペインの若いちょっと右派的な人たちには結構受けるわけです。ちょうど日本の若者3人がイラクで人質になったときに官邸筋から情報が流されて2チャンネル辺りで一気に『自作自演説』が膨らんだのと、非常に良く似た状況なのです。
そういった世論工作を踏まえて、国民党自身がはっきりと「陰謀説」を打ち出しています。
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http://www.ociocritico.com/oc/actual/canales/diario/nacional/040728cronica_acebes.jsp
Acebes se aferra a la tesis de que una gran conspiración derribó el Gobierno de Aznar(アセベスは、アスナール政権を倒した巨大な陰謀があるとはっきりと語る)ociocritico.com7月28日)
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こんな状態ですから、311調査委員会に証人として出席するアスナールがこの「社労党陰謀論=ETA主犯説」を主張することは目に見えています。
また政敵の国民党がこの状態ですので、サパテロ政権(および社労党を中心としたいわゆる左派)はいやでも「イスラム・テロ説」にしがみつかざるを得ないことになります。ですから311の捜査状況にどれほど矛盾があっても、結局は「イスラム・テロ」で押し通しているデル・オルモ判事の路線に乗らざるを得なくなります。そしてこの判事のバックには恐らくEUを動かす勢力がひかえていることでしょう。
どちらにしても、311の国際的な謀略性、311を境に大きく変化した中東情勢の流れなどからは目がそらされてしまうようにできています。911と311をつなげて「国際的な謀略の一環としての311」というとらえ方をしている人はやはりスペインでも少数派でしょう。
この辺が日本と同様に「もと帝国」の悲しさなのかもしれません。しかしこのような「陰謀説」に立ち向かう少数派がいることだけは事実です。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0406/war59/msg/1209.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 9 月 13 日 21:58:06
スペインで出版されていた2冊の9.11謀略説(一人の著者は今年3.11謀略説出版)
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このようは人たちに注目してみたいと思います。