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Re: すとてすとん6−1
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投稿者 エイドリアン 日時 2005 年 1 月 19 日 14:18:40:SoCnfA7pPD5s2
 

(回答先: Re: とんすとてす6 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 12 月 20 日 21:03:59)


図はおうし座流の中心部分の軌道が変化していく様子。
地球軌道と交差するところが示されている。黄道面より上になる
部分が太い線で、下になる部分が細い線で示されている。時間
は、西暦。この図では、地球軌道と交わるのは、紀元後300年から
500年の間と、紀元前2000年から2200年の間である。

 地球の環境に大きな影響を与えた天体衝突が、つい最近起こっている。1908年にツングースカに衝突した天体は、おそらく50メートルほどの大きさの天体であり、中央シベリアの上空で大気圏に突入した。そして、太陽に匹敵するくらい明るい火球となり、ツングースカ川上空数キロメートルのところで爆発したのである。爆発による突風は、2000平方キロメートル以上にわたって木々をなぎ倒した。このときに解放されたエネルギーは、TNT火薬に換算して2千万トン分にもなり、これは広島型原子爆弾のエネルギーの千倍にも匹敵するのである。今世紀で2番目に大きな衝突は、1947年にロシアの極東のシコーテ・アリン(Sikhote-Alin)上空で爆発した鉄質の天体による衝突である。このときには、直径が1メートルから14メートルのクレーターが百個以上も形成された。

 天文学者達は、いろいろな大きさの天体について平均してどのくらいの割合で衝突するのか計算している。例えば、ツングースカ程度の規模の衝突は、平均すると1世紀に1回ほど起こるものである。それに対して、恐竜を絶滅させたと思われているメキシコのユカタン半島のクレーターを作ったような衝突は、おそらく1億年に1度程度の割合で起こるものであろう。

 簡単に考えるために、天文学者達はこのような衝突は時間について完全にランダムに起こると仮定することがしばしばある。このような仮定は正しいのであろうか。それとも、衝突が集中してあるときと、衝突が少なくなるときとがあるのであろうか。人類史において天体衝突の割合が変化しているのであれば、これはとても興味深いことである。

 流星を観測したことがある人なら誰でも、流星が時間においてランダムに流れるのではないということを知っている。毎年ある特定の夜に、地球は流星物質の流れの中に突入するが、そのときには普段の夜よりもたくさん流れる流星群が見られる。また時々、地球が流星の粒子の密度が特に濃い領域を通過することがあるが、そのときには流星雨が見られる。我々が見ることができるこのような流星は、一般的に小さな(例えば1センチメートルくらいの)粒子が、大気中で燃えるために生じるのである。

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