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http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/11/post_11.html
11/25/2004
米下院の調査機関が大統領選挙不正疑惑の調査を開始
2004年度大統領選挙での不正疑惑と電子投票機、光学票読み取り機の不具合問題が表面化したことを受け、米下院の調査機関である政府説明責任局(GAO:The Government Accountability Office)が、問題の調査に乗り出す意向を表明した。(GAOの公式声明文:PDF)
民主党の元大統領候補ジョン・ケリーもGAOの決定に賛同するコメントを発表している。(相変わらずきわめて消極的だが・・・)
2004年11月2日の投票日から、下院司法委員会(House of Representatives Judiciary Committee)には投票に関する苦情が57,000件ほど寄せられていたことも、今回の調査決定の動因となったようだ。
地道に「選挙システムの公正化」を訴える各市民団体にとっては、久しぶりに明るいニュースである。
しかし悪いニュースもある。オハイオ州での選挙不正疑惑を巡り、緑の党とリバタリアン党が共同で、全投票の迅速な再集計を求めていた裁判で、連邦判事は「再集計が開始されるのは、オハイオ州での(最初の)票集計が完了し選挙結果が確定する12月6日以降」という判決を出した。なんと、オハイオ州は(おそらく他の州も同様なのだが)未だ11月2日の投票を数え終わっていないというわけだ。
とにかく、オハイオ州での投票の再集計が12月6日以降に開始されるなら、集計結果がケリー勝利を示したとしても、ブッシュの大統領2期目任命を阻止するには遅すぎる。オハイオ州務長官ケネス・ブラックウェル---共和党ブッシュ再選キャンペーンのオハイオ代表者を兼任する人物---の“牛歩戦術”が実を結んだわけである。
(サボっていたのはブラックウェル州務長官だけではない。遅まきながら、オハイオ州の投票再集計要求には地元民主党支部も加わることになった。)
パウエル国務長官の主張:「選挙不正は許さない!---アメリカ以外は!」
これは手厳しい!しかしパウエル長官が批判しているのは、あくまでウクライナの大統領選挙の話である。お間違いなく。
パウエル長官が自信を持ってウクライナ大統領選挙を批判できたのは、前述したように、その前日に米下院がアメリカ大統領選挙の調査を開始すると発表したおかげであろう。「ワシらはちゃんと調査できるもんね!」というわけだ。不正が発覚してから2週間以上も経過してからの調査開始決定で、おまけにその調査が終わる頃には、またしても不正にホワイトハウスを占拠したブッシュ暫定大統領は二期目を終えてしまうかもしれない---という事実については、パウエルは言及しなかった。
「ウクライナの指導者達には、民主主義を尊重するか否か、民衆の意思を尊重するか否かを、決断すべき時だ」と仰るパウエル長官。アメリカ国内リベラル派はすでに「恥知らず!」とパウエルをストレートに批判しているが、せっかくなので今回はギター侍風にパウエルを批判してみよう:
「でもアンタ!アンタの国じゃ、まだ投票数えてますから!残念!」
投稿: 03:14 午前