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(回答先: Re: テスト 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 11 月 14 日 11:02:20)
小生などは、似た例からつい類推してしまいます。RE:「15歳から55歳の男子全員を逮捕して、その後どうしたので、、」
木田貴常さん、こんにちは。
最近、チェチェン関係の本を何冊か読んでいます。現在読んでいるのが、「チェチェンで何が起こっているのか」(林 克明著、高文研発行)です。
この本の本文中では「13歳から65歳」です。片や下が「13歳」と「15歳」の違い、片やロシア軍と米軍の違いはあるものの、ファルージャでも似たようなことが行われているのではと想像しています。
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事件の背景にあるもの
それにしても、武装集団内での女性の比率は異常に高かったようだ。チェチェンの風習では女性は家庭で働くことが多く、戦闘に参加することは普通では考えられない。あるチェチェンの司令官がかつて私に「女性の参加は許さない。だが、家族を残虐に殺された場合などは例外だ」と語ったことがある。よほどのことがなければ女性が劇場を占拠して立てこもるという行為はかんがえられない。なぜ彼女たちは、このような非常手段に訴えたのか。それを知るには、これまでの歴史、とくにここ何年かの間にチェチェンで何が起きているのかをおさえておく必要があるだろう。
帝政ロシアは一貫してチェチェンに侵略戦争をしかけてきたこと、それがいまだに続いていることはすでに触れた。そして次章に人権侵害の事実が詳述されているので、ここでは簡単にとどめよう。
これまで私が15回にわたって現地を訪れて見聞したことや、さまざまな情報を総合して、この戦争をひと言で表現するなら、ロシア軍によるチェチェン住民の大虐殺であると断言できる。2002年2月にロシア軍が首都のグローズヌイを制圧した以降だけをみても、信じがたい事態が続いているのだ。空襲や地上攻撃による直接の犠牲者が多いこともさることながら、見逃せないのはロシア軍が展開している「掃討作戦」だ。掃討作戦とは、住民を拉致して拷問することだからである。
チェチェン全土を制圧したロシア軍は、ゲリラ(レジスタンス)狩りを始めた。村に入り、一軒一軒の家をまわって住民を連行したり、各所に設けた検問所を通過する人々を逮捕している。いくつか例をあげよう。
2001年の初めに一四歳の少女が拘束され、チェルノコーゾバ収容所で拷問と度重なる強姦によって死亡した。また同年10月18日、ロシア兵は、クチャロイ村の妊娠八カ月の女性を連行し、拷間と強姦を繰り返し流産させた(本人は生存、ともにアムネスティ.インターナショナルの報告より)。
ラジオ・リバティの2002年4月3日の放送では、12月25日から4月1日までにツォタンユルト村で13歳から65歳まで約300人の村民が拘束され、多数が拷問により負傷したが、「不当な扱いを受けなかった」という文書への署名を強要された。
さらに5月21日から6月11日までメスケルユルト村で「掃討作戦」が行われ、ロシア軍は全戸の家宅捜索を行い、拘束者全員に拷問を加えたという。
村人の証言によるとフセイン・バルザーエフという男性は、背中をガラス片で切り付けられ、傷口に塩をすり込まれ、ベンジンを振りかけられて火をつけられたが生存している(国営通信杜チェチェンプレス)。なお、劇場を占拠した集団のなかには、このメスケルユルト村出身者が多数含まれているという未確認情報も流れている。
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