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【バンダアチェ(インドネシア)24日共同】スマトラ沖地震の震源地に近く、甚大な被害を受けたスマトラ島アチェ州の復旧担当司令官バンバン陸軍少将は二十四日、陸上、海上両自衛隊の現地司令官に「孤立している西海岸へ海上から輸送艦で物資を運んでほしい」と要望した。
自衛隊の国際緊急援助隊派遣計画では、輸送艦は支援拠点として、陸自部隊の洋上宿舎などに使う予定だった。陸自本隊の到着初日から、日本側の支援方針と現地ニーズとの間に溝があることが判明。自衛隊側は「調整したい」と答えるにとどめた。
陸自司令官の村本隆嗣一佐(52)と海自司令官の佐々木孝宣海将補(51)が同日午後、バンダアチェ空港でバンバン少将を表敬訪問。村本一佐が「医療、防疫、物資輸送を最も効率的な場所でやりたい」と日本側方針を説明したのに対し、バンバン少将は輸送艦「くにさき」による西海岸への物資輸送を要請した。
村本一佐は「陸自の大型輸送ヘリで可能と思う」と説明したが、バンバン少将は「ヘリでは地域的な輸送しかできない」と重ねて海上輸送を要望。佐々木海将補が「海自は陸自の支援。(防衛庁の)統合幕僚会議を通じて要望してもらえば調整したい」と答えた。
「くにさき」には五十トンの戦車を積載可能なホーバークラフト(LCAC)が二隻あり、沖合から浜辺に上陸できる。
陸自は大型輸送ヘリ(CH47JA)三機で二十九日ごろからバンダアチェ空港で物資を積み、孤立地域へピストン輸送する方針。CH47JAは最大積載量が五―六トン、航続距離は約千キロ。
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news060.html