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(回答先: Re: 公安と赤軍は飲みに行っているし、電脳突破党で繋がっていた 投稿者 なおみん 日時 2005 年 1 月 25 日 10:28:51)
>米と牛肉の自由化をアメリカが求めたとき、米だけは阻止しましたよね。こういうのが、日本の自衛権です。
ガットウルグァイラウンドで黒裁定された農産物は多岐のわたっています。
中でも日本が阻止してきたのはオレンジと牛肉。日本のみかん農家と畜産農家を保護することが目的でした。
また、米(コメ)についてもアメリカは日本への市場開放を求め、結局ガットではなく二国間交渉で「自由化」を強力に求めました。
その突破口を開いたのは細川内閣です。1995年だったと思いますが。
したがって米を最後にすべての農産物について自由化がなされた。
いずれにしろミニマムアクセスから年数を経る(つまり農家の反発を殺ぐ)ことにより完全自由化が図られた。
米については毎年関税率を引き下げると同時に「義務輸入」により輸入量を、最初は10万トンから高関税でスタートした。
それまでは日本は米の輸入は禁止だったのです。
ただし、実質ホゴにされてはいました。
カニピラフなど(ほとんどが米)加工食品なら規制がかからなかった。
http://www.nouminren.ne.jp/dat/ago/gogai9902.htm
コメの義務輸入量は10年を目処に100万トンまで引き上げることが目指され、すでにその目的は達成されているはず。この量は、日本人の米消費量が1千万トンでありその10パーセントにあたり、ただでも減少しつつある(30パーセントくらいといわれている)食料自給率に対する脅威である。
自然災害などで食糧難となったときにはたちまち日本は食糧戦略を食らう。得をするのは金持ちだけだろう。
とてつもない災害がやってくることがありうるというのは、水害、風害、地震、津波、なんでもありのこの国にとっては常識なるべし。
食料自給・備蓄が国是とさるべきところ、為政者は国を売る行為に走り、農業を省みず、ついには城を米国に明け渡した。
農業自由化で入ってこないものは生の牛乳だけ。乳製品はコストの安い海外の脱脂粉乳でもチーズでもなんでも入ってくる。喜ぶのは消費者。困るのは農民。しかし長い目で見れば、日本列島全体が餓死する危険あり。