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■2005/01/19 (水) 朝日は、星編集委員と本田記者を解雇できるか?
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=401628&log=20050119
3日遅れの話題で申し訳ないが、16日に放送されたテレビ朝日のサンデープロジェクトのVTRを見て改めて驚いた。ここまでメディアは劣化していた。安倍晋三氏と中継で繋いでスタジオと遣り取りをしたのだが、12日の朝日の記事を根拠が無いと言う安倍氏に対して出演していた星編集委員は何一つ具体的な反証を挙げられなかったからだ。議論にもならない。放送は16日で記事掲載から中三日もあるのに星氏は「信頼の置ける同僚」である本田氏から何一つ新しい証言を得ていなかった。何のためにあの番組に出演していたのか?筒井康隆氏から「差別オタク」の称号を得ていた本田氏が編集委員に取材拒否したのだろか?結局、何の進展のないまま安倍氏の出演が終わったが、卑しくも自らが編集委員になっている新聞を安倍氏に捏造報道と呼ばれ、「薄汚い意図を感じる」と4日前に言われているのに、何の証拠も揃える事ができなかった。
星氏は<社会の木鐸>である会社の名誉を著しく傷つけたのだから、普通ならこれだけでも懲戒ものだ。いつから言葉がこんなに軽くなったのだろうか?結論から先に言えば、朝日はいかに被害を少なく事態の収拾を図ろうかという事に余念が無い状態だ。何しろ朝日自らが「薄汚い」と言われた事に反証できる根拠を示せないで、政治圧力があったという12日の捏造をイメージ操作で保つ事だけに必死になっているからだ。つまり、論理的に朝日は薄汚い自分を認めた事になる。翌17日にはベタ記事だけの続報でお茶を濁し、裁判と称される政治ショーの主催者がNHKを訴えた裁判の結審が延期される記事を掲載した。だが、この記事より読売の記事の方が解りやすい。しっかりしろよ。
司法に影響を与えた捏造報道は犯罪だ。そして、18日の朝刊で自己正当化の大特集で自らが正しいと主張。使った紙面の割りに新しい情報は皆無で、webで掲載していない「問題は放送・政治の距離」という横井正彦社会部長の解説は「薄汚さ」を拭う事はできなかった。横井部長は論点ずらしで姑息な弁護をし、自らが問われている事に何も回答をしないからだ。厳しい試験を突破した優秀な人だろうから、↓
■2005/01/19 (水) 朝日は、星編集委員と本田記者を解雇できるか?(2)
何が問われているかは理解しているはずだ。理解できないふりをして逃げているだけで、3年前のW杯報道と同じ事を繰り返している。
「安倍、中川両氏は今回の番組が取り上げた民衆法廷について『偏っている』と繰り返し批判している。この民衆法廷の性格や番組の内容については、両氏に限らず、当時から激しい議論があった。しかし、こうした点は今回の報道とはまったく別次元の問題だ。(略)放送法3条は『放送番組は法律に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、または規律されることがない』と定める。政治介入に対する防波堤というべき規定だ。私たちが今回の記事で問うたのは、この条項に照らしてのNHKの体質であり、公共放送と向き合う政治家の姿勢である」と横井部長は言うが、問われているのは朝日の特定の意図の下で政治家をターゲットにした取材姿勢と札付きの本田雅和記者の資質であり、放送法3条の都合のいい解釈ではない。
高校生でも解るこんな事を、理解できない素振りで誤魔化す姿勢は、厚顔無恥そのもの。早速安倍氏は「説明尽くされてない」と反論をし、NHKも朝日の記事に反論を寄せた。ここで本田記者の匿名NHK幹部への取材日が安倍氏に取材した前日であるという事も暴露されている。
W杯の時も朝日は半年後に謝罪文を掲載したが、今回はそれでは済まされない。あの時の誰にも気づかれないような小さな謝罪文は、事実が記事と違っていた事をお詫びしますが事実が違うのです。記事は正しかった、という空前の開き直りだったが、今回もそれで済むと思っているのだろうか?
今日の社説は「イラクの再建――けじめなしには進まぬ」とういうものだったが、多くの人は「朝日新聞の再建――けじめなしには進まぬ」と読んだはずだ。問題はただ一点。朝日が多くの批判にきちんと応え、捏造記事を擁護した幹部や当事者の記者に対して厳格な処分ができるかどうかに掛かっている。米国で昨年起きたCBSダン・ラザーのブッシュ軍歴疑惑報道の場合、ブログから捲き起こった批判に対し、9月下旬にCBSが捏造を認め謝罪して、結局4人の解雇処分が決まったのは今年の1月10日だった。メディアがフェアな米国でさえ、それだけ時間が掛かったし、↓
■2005/01/19 (水) 朝日は、星編集委員と本田記者を解雇できるか?(3)
処分はしたがCBSは政治的意図を報告書(PDFファイル)で否定した。逆に言えばCBSは捏造報道の政治的意図を否定しても、4人を解雇した。それだけ視聴者=受け手の批判に敏感になったわけで、朝日がメディアとしてどこまで真剣なのか多くの人は注視する必要がある。また、朝日だけでなく、News23並みの情報操作を繰り返すテレビ朝日の「報道ステーション」も責任が問われなければならない。昨日も安倍、中川両氏の顔を映す時、映像や音楽の効果でイメージダウンを図っていた。おまけに古舘伊知郎が「今度ボールを投げ返すのは中川氏で、ここに来てもらいたい」と的外れな発言で視聴者の失笑を買った。
真っ先にボールを投げ返すべきなのは朝日の本田雅和記者だ。昨年11月30日に報道ステーションへの質問状を公開したが返事も無いので、改めて今回の件も含め、然るべき時期に書面と印刷メディアで公開質問状を再発信する。朝日新聞は安倍と中川はNHKに介入するような悪い奴だというイメージを一般視聴者に植えつける当面の目的を果たしたかも知れない。だが、昨日のTBSラジオのアンケートではその目的も果たしたかどうか疑問だ。民放労連や安倍氏地元のプロ市民の動きを朝日は待っているが、この団体も4年前につくる会の教科書に言論弾圧の政治圧力をかけた団体。