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1月18日 05年第13号 ◆ 共産党が日本の政治を変える? ◆ 民主党が日本の政治を変えない?
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◆ 共産党が日本の政治を変える?
◆ 民主党が日本の政治を変えない?
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◇◆ 共産党が日本の政治を変える? ◆◇
18日の東京新聞に興味深い記事を見つけた。論説副主幹の谷政幸氏が「政理整頓」にこう書いている。
このところ共産党の“体質変換”が静かに進んでいるとして2月11日の建国記念日や天皇誕生日に党職員が休みを取れるようになったことを指摘。そうか、彼らはこの日を休まなかったのかと驚き(私も知らなかった)、そしてそれでもまだ、それらの日を「祝日」と呼ばずに「休日」と呼ぶと皮肉っている。
そこまでは導入部分である。私が驚いたのはその後に書かれている次のくだりである。
「・・・去年の秋、自民党の議員たちがギョッとするようなことを委員長の志位和夫氏が口にした。衆院300の小選挙区のすべてに候補を立てないでいい、と言ったのだ。候補者をたてない選挙区の共産党支持票はどこへいくのか。
・・・当社の選挙調査室に作業を頼んだ。2003年の前回総選挙、小選挙区すべてで共産票が民主候補の獲得票に上乗せされたら、自民と民主の当落入れ替わりはいかほどになるか・・・まことに面白い事になった。42の選挙区で逆転、自民は実際の168から126議席に。外相の町村信孝氏、農相の島村宜伸氏、公明党幹事長代行の太田昭宏氏らが落選・・・それでも105の議席が147となる民主も政権獲得数170には届かないが・・・」
このことから何が推論できるか。少なくとも言えることは、これからはいずれの党も単独過半数で政権をとる事は出来ず、連立政権の時代が続くということである。しかしそれよりもなによりも、共産党の出方ひとつで日本の政治状況が大きく変わるということだ。
谷論説副主幹はこう締めくくっている。私も一緒に呼びかけたいと思う。
「共産党がこの仮想話にそっくり乗るとも思えないが・・・現実になれば前代未聞の事だ。党勢回復策に悩んでいるより手っ取り早いかもしれぬ。この際、いちかばちかのリセット。志位さん、どう?やってみる?」
◇◆ 民主党が日本の政治を変えない? ◆◇
共産党のウルトラ変身に恐れおののく筈の自民党も、政権交代の主役である野党第一党が民主党である限り安心しているのかもしれない。これを裏付けるような記事が17日、18日の紙面に見られた。
通常国会が21日から始まるというこの緊迫した時に、そしてどれもこれも行き詰っている小泉政権を追い詰める絶好の機会であるのに、民主党が「攻める材料がない」と困っているというのだ。俄かには信じられない話だ。しかし記事を読み進むにつれて妙に納得させられた。またも不毛な国会となるのか。がっかりし、そして腹が立ってきた。
17日付の毎日新聞は岡田克也民主党代表が、NHK番組改編についての政治的圧力問題で、「なんでもかんでも政治家を国会に呼ぶのは政略的な感じがする」と消極的な発言をしたり、憲法改正の具体的な手続きを定める国民投票案について「与党がきちんとした形で出して来るなら、きちんとした形で対応しないといけない」と前向きに対応する考えを示したり、最近の民主党支持率が20%割れ寸前に落ち込んでいる事などを指摘した上で、「・・・21日召集の国会で・・・有権者を失望させない論戦をどこまで展開できるかが問われる」としていたことなどだ。
他方18日の読売新聞は、17日まで二日間熱海で開いた研修会の議論のなかで、「テーマは多いが政府・与党を攻める良い材料がみつからない」、「・・・冒頭から民主党が頑張らないとずるずる行ってしまう」、「このままでは、昨年よりも予算の成立時期がかなり早くなる」、「郵政民営化問題については、政府・与党内の議論に埋没してしまうのではないか」、などなどの発言が見られ、自民党を追い込めない危機感を述べあったという。
ここまでやりたい放題の小泉自民党政権に手を貸しているのは野党第一党の民主党なのかもしれない。
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