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元衆院議員でタレントの森田健作氏(55)が、千葉県知事選(3月13日投開票)の有力候補として急浮上していることが18日、分かった。党派を超えた県議や市議などから水面下で打診を受け、森田氏は前向きに検討しているといい、来月上旬にも正式決断する。無所属での出馬が濃厚だ。
「地方自治に興味がある。首都圏の知事になり、地方から国を変えたい」。森田氏は平成15年8月の埼玉県知事選の出馬を断念し、議員バッジを外した後も、周囲にこう語ってきた。
現職の堂本暁子知事(72)が2期目を目指す千葉県知事選。2月24日の告示日に向け、自民党は松野博一衆院議員(42)=比例南関東=の擁立を模索してきたが、「女性で非保守系」という現職の堂本知事の人気は高く、松野氏が所属する森派も反対したことなどから擁立を断念した。
民主党も、これまで女性作家や国会議員などに出馬を打診したが、複数の候補者に断られたうえ、協力関係にある連合千葉が「堂本知事推薦」の方針を打ち出したため、最終的に独自候補の擁立を断念した。
だが、与野党の枠組みを超えた県議、市議、地元有力者の間からは「堂本知事の人気が高いのは、何もしないためマイナス面が目立たないから。全国への発信力もない。このままでは千葉は埋没してしまう」との危機感が浮上。一部県議らが、千葉県芝山町に自宅を構え、地方自治に関心のある森田氏に水面下で打診しているという。
関係者は「近く、森田氏の出馬を促すため、勝手連を立ち上げ、県内の主要駅頭などで県民に大々的にアピールしていきたい」と話す。
渦中の人となった森田氏は18日朝、夕刊フジの取材に、「大変ありがたい話だ。じっくり検討したい」と前向きだ。
過去25.38%という全国最低の低投票率記録を持ち、前回も36.88%だった同知事選。県選挙管理委員会は今回、汚名返上とばかりに、最低記録を嘆く意味から、お笑い芸人の波田陽区さんの決まり文句『ざんねん。』と大きく毛筆で書いたポスターを製作し、投票を呼びかける。
50歳を大きく超えたとはいえ、かつての“青春の巨匠”が出馬すれば、知事選への関心が高まるのは間違いなく、森田氏に出馬を打診している県議会関係者は「これまでは選択肢が悪すぎた。県民の政治意識は高い。知名度があり、中央政界で実績のある森田氏が決断してくれれば、投票率も伸びる」と期待する。
森田氏は昭和24年、東京生まれ。44年に松竹映画『夕月』でデビューし、46年に日本テレビ系『おれは男だ!』が大ヒットした。その後、映画『砂の器』やテレビ『大岡越前』など数多くの作品に出演した。
平成4年、参院議員=東京選挙区=に初当選し、沖縄開発政務次官や文部政務次官を歴任。10年の総選挙で衆院議員=東京4区=にくら替えし、2期務めた。10年以上前から、自宅脇の「森田農場」で青少年教育のための森田塾を開いているほか、15年から同県柏市にある麗澤大学の客員教授を務めている。
ZAKZAK 2005/01/18