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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2005年 1月18日号（平日毎日発行）
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何ひとつマトモな事はやらず余計な事ばかりに手を出しては
途中で放り投げるだけのデタラメ政治を秘書の分際でシャシャリ出てきて
自画自賛しているが、これ、権力による言論操作ではないのか
自分に都合の悪いことを書かれた週刊誌を東京地裁に提訴もしたようだが、
マトモな民主主義国でそんな事は許されるはずもないと識者が警告
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驚いた。１５日付の毎日新聞。飯島勲首相秘書官が顔写真つきでデカデカと載って
いるのだ。「任期いっぱい改革を」「支持率変化騒がず」のタイトル。大物政治家並
みの扱いだ。
毎日新聞は今月５日から「拝啓小泉さま 新春に一言」という連載をやっていた。
野田聖子元郵政相や榊原英資慶大教授、孫正義ソフトバンク社長らが出てきて、小泉
政治に注文をつけた。連載の最後に「官邸からの反論を」ということで、登場しても
らったのか。あるいは、飯島が「オレにも言わせろ」と出てきたのか。どっちにした
って、毎日の“気配り”には驚いてしまう。時の最高権力者に識者や政治家が注文を
つけたり、批判するのはよくあることだ。権力者はそうした声に耳を傾け、襟を正す。
民主主義では当たり前のことだ。
わざわざ、官邸の反論に紙面を割く必要はないし、まして、出てきたのは黒子の秘
書。「裏は何だ？」と勘繰りたくなるが、これぞ、小泉政権の「いびつな権力構造の
表れ」という気がする。
▼ 発売前から「訴えるゾ！」とドーカツ ▼
北朝鮮問題でも暗躍していた飯島に、メディアは異常なほど気を使っている。逆ら
えば、何をされるか分かったもんじゃないからだ。実際、日本テレビは飯島とトラブ
ルになり、「ネタ元を明かせ」とドーカツされ、日朝首脳会談の取材から締め出され
そうになった。飯島にかみついた週刊誌は文春、新潮、現代と軒並み提訴されている。
ついこの間も、週刊現代が「小泉首相と飯島秘書官 入れ替わった『主人』と『使用
人』」という連載を始めたら、あっという間に訴えられた。筆者の松田賢弥氏による
と、「まだ記事になっていない次号以降も見てないうちから訴えると宣言した」とい
う。
ムチャクチャじゃないか。紛れもない言論操作、弾圧だ。しかし、権力にカラッキ
シの大マスコミは批判するどころか、腫れ物に触るかのように飯島と接している。大
物扱いして、インタビューを“お願い”し、それがまた飯島をつけ上がらせ、横暴を
エスカレートさせている。永田町ではあまりにも異様な光景が繰り広げられているの
である。
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■ 《社保庁汚職》国民の保険料で飲み食いをしておいて
■ 今度もキャリア官僚３人は注意だけの大甘処分
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◆ ４８億円ムダ遣いの責任はどうなる ◆
特定の業者からモノを購入し、その業者は役人にゴルフ接待や現金を渡す――。社
会保険庁の役人たちがやっていたのは、まさに「（公金の）還流ともいえる」（尾辻
厚労相）とんでもない手口である。
「社保庁では１００人の職員が、贈賄で社長が起訴されたカワグチ技研からゴルフ接
待を受けたり、餞別を受け取ったりしていた。社保庁はカワグチ技研とその関連会社
ニチネン企画に、５年間で４８億５００万円支払っています。まったく使われていな
い金銭登録機や印刷物の発注、図書購入などのためです。それに対してニチネン企画
は、分かっているだけでも社保庁に印刷物の監修料名目で３２００万円を還流。社保
庁はそのカネを職員で山分けしています。要するに社保庁の役人たちは、ワンクッシ
ョン入れて、国民の年金保険料を“特別ボーナス”としてフトコロに入れていたので
す」（社保庁事情通）
こんな連中、全員が公金横領でクビじゃなきゃおかしい。ところが、一連の不祥事
で懲戒免職となったのは、地方課長だったノンキャリの渡辺俊之（５６＝収賄罪で公
判中）だけ。キャリア連中は訓告の大甘処分だからフザケている。
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。