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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2005年 1月 7日号(平日毎日発行)
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米ブッシュはイラク戦争の悪評を薄めるために動き、ヨーロッパは
米主導に反発して冷ややか。アジアでは日中が主導権争い。
そして自衛隊800人派遣は日米軍事共同行動の演習という、純粋な
救援支援には程遠い大災害を悪用する大国の醜い指導者たちには天罰必至
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スマトラ島沖大地震の緊急首脳会議に出席する小泉首相がきょう(6日)未明、ジ
ャカルタに到着した。手みやげは5億ドル(約520億円)の無償資金協力と800
人を超える自衛隊部隊の派遣だ。
小泉本人は「アジアの一員として最大限の復興支援をしたい」と大張り切り。すで
に国際緊急援助隊の医療・救助チーム、警察庁のDNA鑑定専門家を派遣。テントや
毛布、浄水器といった救援物資も送った。丸投げ首相が見違えるほど精力的だ。
確かに、現地の状況は悲惨である。死者は15万人を超え、野ざらしになった遺体
からは死臭が漂う。倒壊した住居の破片、破壊されたホテルの瓦礫も散乱。人々は飢
えとノドの渇きにあえいでいる。食料支援が必要なのは180万人というから、日本
第5の都市、札幌市の人口に匹敵する多さだ。
「空港まで救援物資が届いても、配る人手が足りなかったり、道路が寸断されていた
りで被災地に届けられない。衛生状態の悪化で下痢、発熱を訴える人が急増。コレラ、
マラリア、肺炎などの伝染病が猛威を振るう恐れもある。“第2波”でも数万人の死
者が出る危険性があります」(インドネシア駐在員)
この未曽有の災害に際し、日本がありったけの人、モノ、カネを投入するのは当然
だ。不況から抜け出せなくても、いまだに世界第2位の経済大国である。日本人も2
3人の死亡が確認され、528人の安否が未確認となれば、なおさらだろう。
しかし、陣頭指揮するのは、大津波にも知らんぷりで映画観賞に出かけ、高級和食
店で作家と会食、「う〜ん、良かったね」と公邸に引き揚げた冷血首相である。悲し
いかな、この指導者が、純粋な気持ちで救いの手を差し出すとは思えない。
◆ 5億ドル支援で人気取りのパフォーマンス ◆
小泉の頭の中には、惨禍にあえぐ被災民の姿などない。このチャンスを利用して、
支持率を挽回させることしか考えてないからだ。
「昨年末の世論調査では小泉首相の支持率は軒並みダウンしています。朝日37%、
日経41%という具合で、いずれも不支持が支持を上回るボロボロの結果でした。政
権維持の頼みの綱である世論にこのままソッポを向かれれば小泉政権はおしまいです。
イラク、北朝鮮と外交で失点を重ね続けてきた小泉首相にとって、今回の“ツナミ・
サミット”は支持率アップを狙える格好の舞台。渡りに船とばかりに慌てて出席を決
めたのがミエミエです。あまりに低次元なパフォーマンス、悪乗りです」(政治評論
家・本澤二郎氏)
これでは被災民も救われない。5億ドルの支援金にしたって露骨なパフォーマンス
だ。
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■ 《スマトラ島沖 大地震》この情報時代に500人もの日本人が消息不明の謎
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▼ 10日たっても個人旅行客の出国確認できず ▼
これほどのコンピューター情報管理の時代なのに、奇怪な話だ。スマトラ島沖大地
震の津波から10日が過ぎたというのにまだ日本人500人以上の安否や消息が分か
らない。外務省は必死に確認作業を進めているようだが、ここまで手間取っているの
はなぜなのか。
「5日現在で528人と連絡がとれていません。これは“東南アジアを旅行する”と
言い残したまま、その後消息が分からなくなり、家族や友人から外務省に照会が来て
いる人数です。このうちタイのプーケットやモルディブ、スリランカに旅行した可能
性が強い人は約300人です。ただ、家族や友人に知らせず旅行をしている人も同数
程度いるのではないかとみられています」(外務省事情通)
大半は、12月23日から1月10日までの年末年始休みを利用した学生やフリー
ターの一人旅行者らしい。大手旅行店やパックツアーを利用していないから、渡航先
や宿泊先が確認できない。もちろん被災地は日本から携帯電話も通じない。連絡の取
りようがないのだ。
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