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(回答先: 首相と青木氏が一触即発?…政民営化巡りけん制 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 26 日 01:54:06)
関が原戦については、家康は十分に勝算があった上で臨んだ事は皆さんご存知でしょう。
当たり外れの判らない博打を打ったわけではありませんね。事前に準備を十分以上に整えていたわけです。石田光成は、毛利、島津といった有力大名を引き入れましたが、「戦わざるを得ない」ように運命的に追い込まれていたのですね。いかに兵力で勝り、地形的に有利に陣地を展開しても、戦うのは人(軍勢)ですから、軍勢の間の団結が弱ければ、勝ち様がありません。石田方は追い込まれて戦い、徳川方は追い込んだわけです。
今の米国(ネオコン)の戦いは石田方と同じでしょう。毛利、島津は英国、日本であるわけです。いかに強力に見えようとも、白蟻に食われてしまった家のようなものでしょう。
桶狭間戦については、織田方は熟考した上で、桶狭間の狭い谷間のような地形を決戦の地と考え、ここに今側方を停止させて(土地の有力者達に今側勢を歓待させた)、一気に兵力を投入したのです。これでは、大兵力も活躍できません。本来は、今川方は桶狭間を早く通り過ぎる策を取らねばならなかったのです。または、本隊を幾つかに分けて、早く通り過ぎるべきだったでしょう。今川勢は十分に勝てると考えていたのでしょう。それで、桶狭間の危険性に気付かなかったのでしょう。
先の大戦での日本海軍のミッドウェー海戦はこれに似ています。十分に勝てる戦いを戦術ミスで敗れたわけです。その後の珊瑚海の海戦では日本海軍は勝利しています。
ミッドウェー海戦は日本軍の敗戦への転換点ではありません。それは、戦争の実態をよく見ていない説なのです。転換点はガダルカナル島を巡っての消耗戦であり、ここにて初めて物量の差が戦局を有利に展開させるようになってきたのです。
戦いの勝敗に偶然性は無いと知るべきなのです。
政治にせよ、戦争にせよ、勝敗を決定付ける要因はあるものなので、それを見抜き、見出す力をつけるように務めなければなりません。
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